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「どうも、ちょっとしたいざこざがあったようで……この女性と一緒に宝くじを購入していた男が、当たりくじの分け前を半分をよこせと執拗に迫っているみたいですわ。それにどうも二等を当選したと思っているようでして。もしかしたら、その男がすでに女から奪い取ったという可能性も…」


「そうですか。それでその男の素性はわかっているのですか?」


「それは今、調査中でして、わかり次第、すぐ尾崎さんに報告させてもらいます」


「そうですか。では、よろしく頼みますよ」


 ◇ ◇ ◇ ◇


 この頃、警察にしつこく事情を聞かれていた恵介は知人に紹介してもらった弁護士を呼んでいた。


 彼には動機はあるが決定的な証拠がない。コンビニの防犯カメラにも長い間、週刊紙を立ち読みしている恵介が映っていた。


 ほどなくして、その弁護士が現れると、恵介はすぐに解き放たれた。


 警察署から出ると、恵介は真っ先に紗綾の家に向かう。文句の一つでも言いたかったのだ。それと確実に二等が当選している宝くじ

の半分の権利を主張しに行こうとしたのだ。


(くそぉー、あのクソ女、俺を警察に売りやがって。ただではおかんぞ。半分の権利は絶対に俺にもあるんやからな! そうや、いっそのこと全部おれのもんにできひんやろうか…)


 またもや良からぬことを考える恵介は紗綾の弱味になるようなことがないかを必死で思い返していた。


 恵介が警察から解放されたと知らない紗綾は、目茶苦茶に荒らされた部屋の片付けをしていた。

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