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大人と幼馴染の会談 2

「父上には申し訳ないが、サーフロー伯爵家は早々に王家へ返還してエイミーを我が家か姉の嫁ぎ先であるフォルト辺境伯家の養女にしようと思う。」


エヴァンスが昨日のホーキング家と同じ結論を出した。


「エヴァンス侯爵閣下、私からお話があるのですが?」


ジャックはエヴァンスに視線を向けた。


「もしかするとエイミーは、母親の遺志を継いで、サーフロー伯爵領を守り続けたいのではないでしょうか?」

「ジャック、どういうことだ?」

「はい。私が留学に行く少し前に母親を亡くしたエイミーが、これからは自分が女伯爵として、

母親が大切にしている領地、領民を守りたいと。だから、将来経営で困ったら私に、ホーキング侯爵家へ相談させてと言っていたんです。

そこで私は思ったのです。そんな彼女を傍で支えたいと…。


私はずっと前からエイミーのことが好きです。エイミーを幸せにするのは自分でありたいと常に思っていました。エイミーを幸せにできるなら侯爵家を継げなくてもいいと考えています。

私が、サーフロー伯爵家に婿へ入り、ホーキング侯爵家は弟が継げばいいと考えております。

いかがでしょうか?父上、エヴァンス侯爵閣下。」

「「ジャック、お前…」」


両侯爵がそこまでの覚悟があったのかと見合う一歩で、前侯爵は落ち着いていた。


「よいのではないか?」

「父上!?」

「ジャックの気持ちは昔から知っている。というか、エイミー以外は知っておったろ?儂はジャックがエイミーに求婚するのに賛成するぞ。」

「前侯爵閣下、ありがとう存じます。」

「エイミーの気持ちはわからんがな。」


前侯爵はニタニタしていた。


「では、ジャックが求婚する時間稼ぎと解決のために、私とホーキング侯でサーフロー伯爵家であの男に置かれている状況を丁寧に説明…立場をわからせるとしよう。」


両侯爵は頷きあう。


「では、その間は仕方ないがあの女の相手でもしてやろう。祖父と思っているようだからな。」


前侯爵がエイミーの継母と義妹を抑えておく算段となった。


「では、私は学院へエイミーを迎えに行く準備を整えて参ります。今日は一先ずはエヴァンス邸へ向かえばよろしいでしょうか?

サーフロー邸では、騒がしいでしょうし何より、エイミーは少なからず…」

「ジャックはあの家でエイミーが置かれている状況を看過することはできないだろうな。

かと言って、ホーキング邸へ行くのもおかしいからな。儂から屋敷の者に話をしておこう。

では、それぞれ参るとしようか。」

「「「はい!」」」


それぞれが行動を開始した。

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