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魔法戦士の再就職活動『ブラック企業は嫌だ~ホワイト企業に就職したい』  作者: 志方ナイン
S級冒険者 忍者フォルカスさんの転職講座(超初心者編)
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S級冒険者 忍者フォルカスさんの転職講座(超初心者編)その3(賃金、固定残業制度について 解説)

すみません。続きます。

ライト、で、賃金、固定残業制度についてのおれの考えなんだが、


1.求人票の情報から自分で計算してみて、固定残業代が法律よりも少ない、すなわち法律違反の固定残業代を表示している会社に努めるのは避けろ。そういう会社は他にも色々法律違反している場合が多い。

2.固定残業代が法律と同じであっても、なるべく固定残業制度の会社は避けろ。


ということかな。


何故かというと、会社による残業代節約方法として固定残業制度を用いているところが多いから。


C社の様に固定残業代が法律と同じである場合でも、固定残業代を支払っているのだから、いくら残業しても残業代は変わらないとか言って、求人票に書いてある「超過分は追加支給」をしない所が多い。


魔王退治の直前くらいにかけて、特に貴族が関係している企業などだと、平民を求人票の条件を守らず残業させ賃金支払ってないところが多いから。冒険者ギルドの依頼で、会社にある過去の自分のタイムカードを取ってきてくれとか、写して来てくれというのが徐々に増えてきていた。


裁判して訴えて支払われなかった残業代を取り戻す、というのが多くなっているらしい。訴えている側の弁護士からもそういう依頼が増えてきているかな。証拠として裁判で取り扱われるらしい。


また、以前クエストを受けた弁護士が、他にも言っていた固定残業制度の悪用方法として、例えば固定残業制度40時間分でいくら、といった場合、40時間以上残業しないと固定残業費用が支払われなかった、すなわち求人票記載の「時間外労働の有無に関わらず40時間分を支給」ということがされない事があるらしい。


後、「・賃金・手当 a + b(固定残業代がある場合はa + b + c)」

280,000ゼニー(固定残業代含む)


みたいな何時間分の残業代が固定残業代か一切書いてないものは論外だから。


わかったか、ライト。


「わかったよフォルカスさん。固定残業制度の会社には転職しない。もし固定残業制度の会社に転職した場合は、何か怪しいと思った場合、会社の書庫や金庫に忍び込んで関係書類を取ってくればいいんだね。」


「いや、ライト、お前が行くと大暴れして会社側から別の意味で裁判起こされると思うからその場合は冒険者ギルドに頼むといいぞ」


ライトの為に再度まとめるぞ。


賃金、固定残業制度について

1.固定残業制度の会社にはなるべく転職するな。


以上だ。







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