表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法戦士の再就職活動『ブラック企業は嫌だ~ホワイト企業に就職したい』  作者: 志方ナイン
S級冒険者 忍者フォルカスさんの転職講座(超初心者編)
6/11

S級冒険者 忍者フォルカスさんの転職講座(超初心者編) その1

いよいよ、「S級冒険者 忍者フォルカスさんの転職講座」が始まります。

魔王退治祝勝会後、魔王討伐パーティを正式に解散した。

カインは男爵家出身、ミリマムは王国教団本部教会の教会長、俺とフォルカスさんは平民。身分差があるのでカインとミリマムに対して敬語を使おうとしたら止められた。他人がいないときは今まで通りの口調で話すこととなった。


カインは、俺が帰ってくるまでに強くなって、帰ってきたら試合で俺に勝つと言っていた。パーティを組んでいた時は、俺の方がレベルが上で、カインから俺の能力は見ることが出来なかったし、俺もカインには言うつもりがなかったので奴は俺の能力は分からなかった。


「カイン。俺とお前のレベル差は20ちょっとある(この時点でライトが魔法剣士レベル92、カインは勇者レベル68)。俺も旅中訓練もするし他国で戦いもするかもしれん。まだお前には負けるとは思えないが、もし俺を超えたいなら死ぬ気で頑張れ。帰ってきたらすぐ騎士団に行くから、その時にお前が俺に勝つことを楽しみにしている。」


ミりマムは、王国教団本部教会の教会長として、負傷者に白魔法による治療、錬金による薬の作成を行い、王国の病人を治すこと、荒廃した人々の心をいやすことに専念するという。


「ライトさんの回復錬金レシピを見ましたが、あれを検討して安心であれば、かなり薬の作成に役に立ちます。この国だけでなく、大陸中に白魔法術者、薬のもととなる薬草が必要で足りなくなります。一日も早く一般の人に使用しても大丈夫か確認して、大丈夫なものは広めて薬を量産しようと思います。ありがとうございます。」


「あのレシピ集は、軽微な副作用も含めとりあえず俺に使用したら大丈夫というものばかりだからな。教会で検討してもらえるなら俺もうれしいよ。」


解散した日、一緒に4人で昼食をとりながらこんな話をし、解散した。


結局俺は、まずカムクラ国に行くことにし、カムクラとの国境であるフォルカスさんの任務地キョウバテまで一緒に行くことにした。のんびり行って工程は3日。出発日は4日後ということになった。


カインとミリマムは見送りに来るといったけど、王国騎士団、国民の治療を優先してくれと言って見送りは断った。もう二度と会えないわけではないからと言って。


フォルカスさんに、出発まで何をするのか聞かれたので、王国ギルドマスターであるダルシムさんのところに行くと言ったら。


「旅の途中は偽名のギルドカードを使うから口外するなという口止めか。」

と言われた。


高レベルの傭兵は偽名のギルドカードを持つことが出来ることは、傭兵ギルド内でも特秘のはずだがやはりS級冒険ギルドの冒険者は知っているのかと思い「そうだ。」と答えた。


後で聞いたら、そういう噂は冒険者ギルド上部で流れていて、カマをかけたと言っていた。そういう重要なことは簡単に口外するなと注意を受けた。


この件に関してはフォルカさんが俺に任せろと言うので任せた。次の日、「上手くいった。」という連絡を受けた。あのダルシムさんを説得するのに何をしたのか気になったが、上手くいったというのでいいか。と思った。


そしてその次の日、出発前の日だが、フォルカさんに求人を出すので王国職業紹介所に行くからライトも来いと言われた。俺自身、カムクラに行った際、カムクラの王国職業紹介所に行く予定だったので着いていった。


カムクラの王国職業紹介所では、魔王を倒したパーティのうち2人が来たとのことで大騒ぎだったが、フォルカスさんは任地キョウバテの受付兼総務の求人を申請し、俺は初めて来た職業紹介所でどのような求人がどんな条件で出ているのかを見ていた。


フォルカさんの手続き終了後、職業紹介所を出た。

フォルカさんが部屋に寄っていけというので、フォルカさんの部屋に着いていった。一緒にこれから酒でも飲むのかと思ったら、フォルカさんは3枚の求人票を俺に渡してきた。


フォルカさんは

「ライト、職種、休日は抜きで、賃金、残業、残業時の金額を見て、この3つの中でどれを選ぶ?。」

と言って来たので、俺は選んで、

「この中だとこれかな。」

と言って選んだ求人票をフォルカさんに渡した。


フォルカさんは、


「ライト。お前の選んだこれは、3つの中では一番選んではいけないやつだと思うぞ。」


と言った。


な、なんで??????

ようやくタイトル通りの話が書けそうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ