誰かの価値観論。
俺の価値観。
僕の価値観。
私の価値観。
やはり人によって、価値観は違うのだろう。
そして、違いがあれば必ず争いが生まれる。それが世の常というものだろう。
ならば、争いを避けるためにはどうすればいい?
1番簡単で、かつ確実性の高いものはやはり人と関わらないことだろう。
誰とも関わらなければ、争いなんて生まれるわけはない。
しかしそれは、ほぼ不可能だろう。
何故なら人は、因果によってこの世界に結び付けられているからだ。
因果とは、自分とこの世を結び付ける鎖のようなもの。簡単には切れることのない鎖。
人と関われば、因果は生まれる。
より深く関われば関わるほどに強く、硬く、太く結び付く。
だから因果は、簡単には切れない。
因果を切るとは、すなわちこの世界からの消滅だ。
話を戻すが、では、争いを避けるためにはどうすればいいのだろう?
因果を断ち切れない以上、残る理由は『許容』になるだろう。
こんな言葉がある。
『人付き合いはどこまで許容出来るかだ。』と。
全くもってその通りだ。
人付き合いをしていれば、他人の行為に自分との価値観の違いのせいで、嫌悪感を抱くこともあるだろう。
その価値観の違いをどこまで許容出来るかで、その人に対する好感度を表しているといっても過言ではないだろう。
許容出来れは出来るほど高く、出来なければ出来ないほど低い。
誰かは思う。
他人との価値観の違いをほとんど許容出来るようになればいいなと。
そんな日がくることを夢見ながら…
ここまで読んでくださってありがとうございます。小海アキトです。
2作目になるのですが、今回は前作と違って物語ではなく、説明文というか、各章ごとに1人の視点で書いてみました。
まだまだこれからも書いていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。
小海アキト