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九条橋の兄貴

作者: apori


 「二択を繰り返した結果が今のお前だ」



兄貴は言った



 結局ヤルかヤラナイカだろ?



僕がイジメられた過去を打ち明けた夜に兄貴は続けた



 強い奴、成功してる奴ってよー 人がヤラナイを選ぶ場面でヤルを選んでんだよ

 例え 親が泣こうが、孤立しようが、傷つけられようが 

 ヤルを選べる奴だから強いんだよ 周りは一目置くんだよ


お前には割れる音が聞こえねーか?



割れる音?僕は聞き返した



 大切な2択が訪れた時に聞こえんだ

 パリンってよ 分岐点を選んだ音がするんだぜ

 

 お前はよー その2択で 愛想笑いしてヘラヘラして ヤラナイを選んだんだよ

 何回も何回もな

 

 いいか

 ヤルかヤラナイかは 殺る か 殺らないか でもあるんだ


 別に殺せと言ってる訳じゃねーぞ

 気持ちの問題よ


 一度くらい殺るって気持ちで ぶつかっていかなきゃよー

 お前は一生ヤラナイを選ぶぜ



いじめの恐怖は当人にしか解らないと僕は納得できない顔でいると


 

 赤ん坊はよー 生まれてすぐ何かを掴もうとするらしいぜ

 だからよー

 生まれる か 生まれないかの 生まれるを選んで人間はカーチャンから出てくる訳よ

 お前は、何か掴んだか? 何でもいいから掴んだか?

 


そう言って兄貴は 僕の分の食パンを掴んだんだ

あー それ 僕の食パンっっっ!!


兄貴は、さっと口に食パンを含んでニヤッと笑ったんだ




   



 

 








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