十一蹴 貴央先生アドベンチャー
掴もうぜ‼
「全くサクマヒメめ。今度会ったら。ん?」
そこにはサクマヒメが忘れていった野菜があった。
「いや、違う」
小さい紙が添えられていた。
『さっきはごめん。これ食べて』
そのメッセージを見て、貴央先生は
「サクマヒメえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼ 何と愛い奴なんだお前はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ シコシコシコシコシコシコシコシコおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
感極まり、その熱量を自慰に注ぎ込む。そしてその野菜を舐め回したり、乳首やまんこに這わせてみたりした。いや、食べろ。
「いや、食べないとな。せっかくサクマヒメがくれたんだから」
キュウリとナスの中間みたいなその野菜を、貴央先生が食べると
「何だ、これは」
とんでもない奇跡体験がアンビリバボーしてしまう。
貴央先生の股間からおちんちんが生えてきた。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ おちんちんさんじゃないですかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ シコシコシコシコシコシコ、いや待てよ」
イキそうなところで貴央先生は踏み止まる。我慢汁が熟練の強化系念能力者みたいに溢れ出るが、ギリギリイカない程度に踏み止まる。恐らくこれがイク時は海がひとつなぎになる。ウィーアーがメモリーズになり、ビリーブがランランランしてしまう。
「イったら元に戻ってしまうんじゃ?」
そう、こういうのはイったら元に戻るとエロ同人的共通認識により定義されている。貴央先生はさすがに博識であり、そこら辺の界隈への理解も深い。いや、彼女はスケベなだけかもしれない。
「私は馬鹿なオナ狂いではない。賢いオナ狂いなんだ」
結局はオナ狂いなようだ。そしてオナ狂いとは何だろうか。賭ケグルイのオナニーバージョンだろうか。そもそも賭ケグルイ自体もそこそこエロい気がするが。オナニーシーンもあったような気もするが。
「誰かに見せたい? そう、誰かに見せたいんだ。シノブか? 平か? ショウコか?」
皆が普遍的に持つであろう露出欲だが、貴央先生のそれは尋常ではないほど強い。しかし、保健室には基本的に誰も来ない。だからいつもここで自慰やエゴサをするくらいしか出来ないのだが、ならば外に出ればいいじゃないか。校内露出エクスプレス、とうとう発進するのだ。汗のように弾け飛べ‼ エロ同人に負けぬ強い心で‼
「コナあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああン‼」
ジムシィみたいになってしまったが、露出少年タカオだ。いや、間違えた。露出少女タカオだ。貴央先生は勇気を振り絞り、おちんちんを振り回し保健室の外へ弾け飛ぶ。
「はあ、はあ、誰も、いないよな、はあ」
貴央先生は気が狂いそうなくらい高揚している。露出欲が現在進行形で満たされていき、死ぬほど気持ちが良い。脳汁が爆発し、賢い貴央先生のパフォーマンスを通常以上に引きずり出す。走馬灯のように思考が回転する。
「うわあ、やっば、おちんちん出したまま廊下に、出ちゃってる」
貴央先生は無意識に実況する。エロは思考を停止させると思われがちだが、実際は他が見えなくなるほどに思考が加速しているのだ。集中しすぎると頭は回るが、周りは見えなくなるだろう。視野を絞ることにより、その分野に特化した集中状態に至るのだ。エロに吞まれるのは頭が悪いが、頭の良い人はエロをコントロールする。エロを排除するのではなく乗りこなすことで、人類はまた先の領域へ踏み込む。
領域展開 人間
聖域展開 天使
神域展開 神
「いや、今呪術廻戦はどうでもいいだろう‼」
思わず地の文をツッコむ貴央先生だが、自身の声にチビる。今大声を出すべきではなかった、と口を押さえる。誰にも聞こえていないよな。
大丈夫。誰もいない。静寂な授業中だ。そしておちんちんも多少チビったが、問題ない。おしっこはすぐに我慢汁へと移り変わる。よし。このまま堪えていけば、まだまだ露出開拓可能だ。しかし、ここで退くという選択肢もある。ここで退けば安全は手に入る。しかし、進めばこれ以上の気持ち良さを手に入れられるかもしれない。
「これ以上は危ないぜ、死神ちゃん」
「あ、哀空‼」
名探偵哀空の登場により、貴央先生はガチで絶体絶命の状況に陥った。貴央先生は白衣を脱ぎ、全裸で土下座してしまう。そして床を舐め、死ぬほど遜る。
「いや、死神ちゃん。頭上げなよ。いや、別にアンタが一人で楽しむ分には別に良いんだ。別に子猫ちゃんに危害加えようって訳じゃないしな。ただ、アンタの身を思ってな」
「私の、身……?」
貴央先生には哀空の意図が分からなかった。
「ああ、これ以上進むのは危ない。もうすぐ御供先生の気功学で外に出る際、生徒達がここを通過する」
「え? マジですか?」
「ああ、マジマジ。知り合いに学校中監視している奴がいてね。そいつからラインが来たから確かだぜ」
ズリネ田くんのことだが、貴央先生には二人の関係性は分からない。
「アンタには神様や艦長も世話になってるからな。その礼さ。さ、早く保健室に戻りな。もうガチで危ない。ギリギリだぜ」
「ありがとうございます、哀空さん」
貴央先生は脱いだ白衣を抱えて保健室へ戻る。
「はあ、エロいねえ」
去っていく可愛い尻を見て、哀空は思わず本音を零す。
貴央の金玉‼