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8.学年旅行 『海ノ屋旅館』☆

季節は夏!!

天子たちは、ただいま学年旅行中。


そして場所は、海の近い『海ノ屋旅館』。



天子と雅は、クラスメイトの ゆいと 沙有さゆと、同じ部屋にとまる

ことになっている。



「荷物おいて早く海いこ!」


「うん、さんせーい!!」





-------------・・・そんなこんなで、海に到着とうちゃく








「わーーーっ! 広っ!! さすが海♪」

結がはしゃぐ。

「ほーんと! 人もいっぱい~」

沙有がそれにつづける。

「どーする? なにか食べ・・」

雅が言いかけた時。

「はーいっ! あたしかき氷たべたい!!」

天子が手をあげ、大声で言った。

「 即答!! 」

沙有がそう言って笑うと、あとの2人も笑いだした。



『あはははは・・・っ』



「・・あ・・は・・?」



天子は首をかしげて苦笑い。

「・・じゃー かき氷食べに行こっか!!」

結の言葉に、4人は歩きだした。




そして・・・・・かき氷屋。

「 まいどー 」

天子たちは、それぞれちがう味のかき氷を買った。

「おいし~~っ☆」

歩きながら、天子が一口 ぱくっ






と、そのとき。



    ピピーーッ!





笛をふくような音に、四人は立ちどまる。

「 笛? 集まれってこと??」

「あ! あっちにっみんな集まってるよっ」

雅が生徒たちの集団を指さした。

「あれって、実行委員じゃない?」

沙有が言った。

4人は集団のほうへ歩いて行った。



『みなさーーんっ そろってますか~? じつは今夜、8:00 から

 きもだめしの許可下りましたー!! 

 ペアは男女1人ずつの2人組! このくじを順番にひいてくださ~い!!』

そう言って、大きな箱を見せる。



・・ざわざわ・・・・・・・・



みんながくじをひく。



『ひいたくじは、まだひらかずにとっておいてくださーい!

 集合場所は、旅館の入り口! きもだめしの場所は、旅館うらの森でーす!!』




天子たちも、くじをひいた。



「たのしみだねっ! 天子 」

雅が天子に言った。

「・・うん・・・」

天子はゴクッとつばをのんだ。


(・・・き、きもだめし・・・・・・・こ、こわっっ!!

 ・・でも、流衣くんとペアになれたら・・・・♥)


「天子ーっ いくよーーー」

「ハッ!!」

天子がふりむくと、他の3人は、あるきはじめていた。

「ま・まってーーーー!!」




-------------------------- ・・・




ここは、旅館の露天風呂。

時間はあっという間にすぎ、もう夕方。

それで、天子たちは帰ってきたのだが、きもだめしのため、

暗くならないうちに露天風呂に入っておこうということになり、今、ここにいる。

「うわーーー・・・ 広すぎ」

天子たちはボーゼンと立つ。

「天子ちゃん 雅ちゃん、私たちあっちのほう行くから、じゃーね!」

「うん またねー・・・」

結たちとわかれても、おどろきがおさまらず

またボーゼンと立つ・・・。

「あたしたちも行こっか・・って雅!?どこ!!?」

天子が気づいた時には、雅は こつぜん といなくなっていた。

「うそーーーーっ!!」



つるっ



「へっ? きゃあああーー!?」



どっぼーーん!!



天子はお湯の中ながら走りだそうとして、すべってコケた。

「ごほっ、げほっ・・ お・お湯のんじゃった・・・」

天子はよろめきながら立ちあがり、

「もぉ~~~~~ッ」

と言って歩き出した。

「雅どこ行ったのかなー・・広すぎてまよう~ってここどこ!?」

天子のまわりはいつの間にか、ぜんぶ風呂(湯)。

「えーい このさい・・・こっちでいーや!!」

天子は左の方に進んでみた。

「 ん? 」



ざわざわ・・・



(ええ゛ーー!? な・なぜに月組の男子が!!? こーなったら・・・)



天子が右の方に戻ろうとすると・・


「おーい こっちー」

月組男子によばれ、こっちにきたのは・・・


( えぇぇえぇええぇぇえ~!!? こんどは聖夜と、聖夜の友ダチ3人!?

 バ・バッドタイミング・・はさまれたーーーーーーーーーーー(ー_ー)!! )


もちろんバスタオルはまいているが、

天子はそばの大きな岩にいそいでかくれた。


(ま・・まさかのまさかで・・・ここって混浴~~~~~~~!!?

 どーしよー うごけないよぉーーー・・・・・・・

 あ・・ヤバイ のぼせてきたか・・も・・・)


「あっれぇ? 天子ちゃんっ?」

耳につぅーーんとくるような大声。

「え・・・結ちゃんっ!? しーーーッッ!!」

天子は目の前にいた結のうでを岩の方へひっぱる。

「大きい声だしたら聖夜たちにみつかっ・・・」

だけどそれは、もう おそかった。

「 天子? 」

うしろから、誰かに声をかけられた。

天子がふりむくと・・・

「せっ・・聖夜!!」




・・・・ばったり。




「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ///」



天子はバシャバシャと音をたててにげだした。


ツゥーン・・・

天子は足に痛みを感じた。


(え!? うそっ 足つったっ・・!? お・おぼれる・・・っ)


ぶくぶくぶく・・・・・・・





ザバッッ!!





「天子!? 大丈夫か!?」

聖夜はすぐにおいついて、天子をだきあげた。

「うん・・だいじょ・・・」



事件は、その時おこった。



聖夜が、いきおいよくだきあげたせいで、

天子のバスタオルがはらはら・・・



「 !! 」


「!!?///」




しーーーーーーん・・・・・






「いやあああああああああああああああああああああああ!!!」


天子はこえをあげた。。。

そして、すぐさまバスタオルをひろい、聖夜からはなれた。


「スケベ! ヘンタイ!! あたし もうおよめにいけなぁ~~~~い!!!」


天子にそう言われ、聖夜はムッとした。


「オレはべつにおまえのムネなんか見たっておもしろくもなんともな・・・」





バキッ ドカッ ドゴッ ドスッ     グソッ ←?






「 最低!! 」


ガラッ ・・ピシャッ!!


天子は露天風呂をでていった。






------------------------------- ・・・






「サイテーサイテーサイテー!!! 聖夜なんか大っキライ!!」

天子は風呂からあがり、さけびながら自分たちの部屋へむかう。

「・・・・・・・ん?」

天子は、部屋の前まできて ふと思った。

「何かわすれてるよーな・・・・・っあーーーーーーー!! 雅!」

そう、天子は雅をさがしていたことを、すっかり忘れていた。

「あーーーー!! 天子こんなとこにいたぁっ!」

うしろから聞こえた声にふりかえると、雅がこっちへ走ってきていた。

「雅~~~~っ! さがしたよ~~~っっ」

天子も雅にかけよる。

「どこいってたの? いそがないと・・そろそろきもだめしの準備しなきゃ!!」

雅は天子に言った。

「そーだった!!」←こっちもわすれていた。

2人は 旅館の入り口前へいそいだ。


































































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