2/7
重い足取り
第2話ですどうぞ!
深夜 とある公園
「はぁ」
私は大きくため息をついた。なにせ1時間前に私は突然家を失ったのだから。流石に酷いだろう。出ていけと言われれば出て行くつもりだった。だがいきなりはないだろう。
「はあ〜…」
私はもう一度ため息をついた。だがいつまでもこうしてはいられない。とりあえず今日泊まるところを探さなければ。
そこで私は気づいた。
「…無い、財布が無い!」
なんと私は家に、いや今は元友人とその彼女の家だったな、に財布を忘れてしまったみたいだ。私はすぐに元友人に電話した。だが一向に電話に出ない。気が引けるが仕方ない、一度彼の家に戻ろう。なにせお金が無いんじゃどうすることももできないからな。
こうしては私は重い足取りで友人だった人の家に行くのだった。
思い足取りで家に戻る【私】、一体どうなる!?