便器を磨く妻の背中に
掲載日:2022/02/27
いつもの朝
僕が出勤するいつもの時刻
いつものように妻が
便器を磨いている
なにも朝の忙しい時に
毎朝毎朝
飽きもせず
誰に頼まれたわけでなく
誰に褒められるわけでなく
そんなことを思いながら
妻の小さな背中を見ていたら
あれ変だな
なんだか突然
手でも合わせたくなるような
そんな気持ちになった
でもそんなことをして妻に気が付かれたら
キモッ!
とか叫ばれて
ちょっと聞いてよ! 今朝さぁ~、うちのダンナが~、私見ながら拝んでた! ちょーウケる!
なんつって パート仲間の女子トークのネタにされるので
絶対に僕はしません
黙々と便器を磨く妻の
小さな小さな背中を見ながら
心のなかで
僕は手を合わせましたよ
どえらい感謝しとるでかん
だもんでアイラブユーだがや
とかなんとか
言ったとか
言わなかったとか




