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3 相棒の重要性

チュートリアルから10分後3人が帰ってきた。


それぞれ小さい獣を引き連れて...


「待ったぞ。3人とも遅かったな。


.......ってその犬鳥亀はどうした??」


ゴンタ、イッシー、ノンノンそれぞれが犬、鳥、亀を引き連れて帰ってきたいたのだ。


「キッド珍しく早かったんだな。お前の相棒どうなった?」


イッシーが話題をふってきた。どうやら噴水で3人ほぼ同時にでてきてから既に話しながらきていたみたいである。


「??相棒?何の話?お前らの連れてるペットみたいなやつは仲間にならんかったぞ。」


何の話題振られたのかすらちんぷんかんぷんであった。


「お前使い魔どした?チュートリアルの説明的に確実に仲間になるような設定だろ...」


ゴンタがイッシーに続く...ここで違和感を感じた。


(説明?使い魔の?なんか言われたか?テイム失敗してそのまま返されたよな??)



疑心暗鬼になりつつ記憶を辿る俺...


「チュートリアルで仲間になるはずの使い魔逃すとかキッド珍しく超ダサイじゃんw」


「これさ確実に仲間になるなら仲間になる前提のゲームバランスだよな?これかなりまずくね?」


ようやくことの重大性にようやく気がついた。


「とりまGMコールすっべ。」


イツメンゴンタが冷静な行動で頼もしい限りである。


「すまんイッシーパス。なんて言えばいいかわかんねw」


少しの間が空いた後ゴンタがイッシーに対応を一任する。

やっぱゴンタは頼りなかった。


「いやイッシー俺がやっておくよ。今からやることって他のゲームでいうスライムやゴブリンのようなレベル3とか5程度の雑魚狩りだろ?なんとかなるってw」


解決方もわかったためゲームを進める。


基本的にゲームというのはプレイ時間に比例して強くなる。


当然プレイする際の意識、プレイスタイル、ゲームのパワー環境次第で変動こそするものの弱くなるなんてことはまずないのだ。


当然俺たちのようなスタートダッシュ勢による狩場の争奪戦も起こりうる。


幸い行列のせいで現状それほどログイン数が多くない。


そんな今使い魔1匹程度に足止めを食らっている暇はないのだ。


「キッドに賛成、最速で強くなるなら効率の良い狩場探しして早く場所取りすべきだよ。」


イッシーが俺の意見に賛成の意を示す。


「え、なら早く行きましょうよ。アイテムとかなくてもいいのよね?」


イッシーに続くようにノンノンも催促してきた。


「じゃあいくべ。キッドは無茶して被弾して戦えないとかはやめてくれよ。」


「俺を誰だと思ってやがるw」


街の正門へと向かい出しながら言われた忠告に対し、にやけながら返してやる。


こうして俺らの冒険、いや武勇伝が始まるのだった。


......


1時間後、


「いや敵固すぎだろぉぉ」


俺はあまりの絶望感に思わず叫んでしまった。


軽く狩りを初めてわかったことはスキルを使った後倒しきれないとスキル膠着を受け被弾が免れない点。


まぁ被弾すればどんな膠着でも一瞬で解かれるので殴られたらすぐさま殴り返せるのだが避けられる被弾は避けるべきである。


また普通に切りまくると言うのは決してダメージ効率が良いとは言えなかったのだ。


「お前らなんであんなにサクサク倒せんの?」


俺は思わずそう尋ねてしまった。


「俺が耐えてる間にわんぱちが焼き払っているからなw」


とゴンタが


「僕はこの青い鳥のスキルでクリティカル発生しまくっております。」


とイッシーが


「この亀のろまで使えないのかと思ったけど亀のスキルとやらで守って貰ってる対象の攻撃が上昇するみたいわよ。」


とノンノンがそれぞれ答えた。


どれも彼らの相棒である使い魔ありきである。


既にレベル差は開き俺が4に対して他の3人は8とレベル差にダブルスコアがつけられていた。


「そろそろ他の狩場除いて効率いいとこ探し再開する?」


イッシーが提案してきた。


これには俺も賛成である。


というわけで移動することになったのだが移動中話し合う。


「でその使い魔とやらにも俺らが手に入れたのと同じ経験値が入るの?」


話題は使い魔に対してだった。


「経験値は入るが俺らの倍の経験値入ってる。既に俺のわんぱちはレベル13だ。」


「なら相棒によって多分経験値違うね。僕のはまだ11だし。」



「私の亀助なんか8よ...」


イツメンが使い魔レベルを公表し合う。


「私なんかっていうけどな。俺なんか相棒すらいないんだが...」


使い魔がいないせいで敵モブ狩るのに時間かかってる上話題にすらついていけないのはちょっと惨めだった。


ゴンタを先頭に中距離レンジのイッシーが続き、その後ろに魔法攻撃で一掃できるノンノンとフォワードの役割をゴンタに奪われた挙句護衛に回された俺が横並びでなんちゃって隊列を組み進行していく。


村の周辺の平原エリアは先ほどの狩場が最後だったみたいで俺たちは森エリアへと入っていく。


俺1人ではいまいち決めきれない戦闘に俺のイライラは溜まる一方であった。


パーティ自体は組んでいないためラスキル者にそのモンスターの経験値が得られる。当然俺は決定打に欠けるためレベルもうまく上がらないのだ。


ウキィィィィ


まるで俺の怒りを具現化したような声が聞こえる。


「てかなんか熱くね?」


俺が愚痴を零す。


「なんで一々そんなこと言うのよ。余計熱くなるじゃない。」


ウキィィィィ


「てかさっきから叫んでるの誰?」


イッシーがまるで俺とノンノンが言ってるかのように振り返って尋ねてきた。


「この猿よ。」


ノンノンが俺を指差して言ってきた。


「いや俺じゃねぇよ。」


当然反発する。


「なんだキッドか。」


イッシーになぜか呆れられた。


ウキィィィィ


3人一斉に俺の方を振り向く。


「だから俺じゃねぇってw」


もはやコントのような目の前の現象に笑わざるを得なかった。


「え、じゃあだ、


「ゴンタ!後ろ!」


ゴンタの疑問の声を遮り俺が叫んだ。


気がつくのが遅れたゴンタは空高く吹き飛ぶ。


「猿じゃない。」


「猿ですな。」


「痛って、くっそ猿かよ。」


まるで3人に馬鹿にされた気分である。


こうして不意打ちを食らわされた猿軍団との先頭が始まった。


猿が行った接敵時の威嚇モーションの隙に凝視して確認。


「敵数10、風弱点、部位差無し。敵のボス猿のレベルは12で俺からしたら真っ赤」


即座に凝視結果を報告しゴンタが立ち上がるまでの時間稼ぎとして前にでる。


「ハピナス、マルチブースト、キッドにスピリットプロテクション(精霊の加護)を付与。」


イッシーの青い鳥ハピナスがつい先ほどレベル10で覚えていた他人にバフを付与するスキルで確率でダメージ軽減するスキルを付与してくれた。


猿共の敵を弾いたり交わしたり距離を取りつつ時間を稼いでいく。


その後ろで魔法詠唱に入るノンノン。


スペルを唱えるたびにノンノンの周りに数々の文字が回り出す。


「マジックスペル ゲリール クラーレ

セルペビョ ハイレン...


このスペルは...攻撃魔法ではなかった。


「ノンノンストップゴンタの回復は後回しまずは数減らして。」


イッシーがノンノンの詠唱を遮った。


ナイス支持である。


がここで後ろの状況を気にしてられない事態に陥った。


今までは全て引っ掻きや飛びつきだったため盾で弾いたり剣で払っていたのだが投石し出して避けきれずヒットしてしまったからだ。


幸いにも後衛の猿は群れの中でも最低のレベルが5


しかしもろにヒットしたそれは軽いスタン効果付きだった。


ほんの一瞬視界が歪みよろける。


「くっ。」


1秒足らずですぐに元に戻ったものの既に数多もの攻撃が飛んできていた。


(やばい流石にこのレベル差の敵の攻撃は耐えられない...)


ボス猿の引っ掻き攻撃が俺の横腹に直撃する瞬間、俺の体は光だした。


「イッシー、いいなこの加護、まさか軽減されてダメージ15で済むとは思わなんだ。」


ボス猿が本来与えるはずのダメージ、それはレベルが3あがって130になったhpすらも上から貫通できるくらいのダメージだったはずなのだがどうやら9割軽減してくれたみたいである。


...... エアリアル、スピン、カッター」


後ろを振り向くとイッシーに守られ詠唱を完了させたノンノンがいた。


その後ろには吹き飛ばしとスタンを食らったゴンタがあぐらをかいて座ったまま静止している。


範囲魔法・エリアルウィンドカッターが発動した


無数の風の刃が猿共に降り注ぐ。


1発で敵が半数の5匹まで減り投石してきていた遠距離部隊に至っては全滅まで追い込んでいた。


「ごめん魔力量増やしてないから魔力切れ...後は任せた。」


左手に握る杖から右手の短剣へと武器を入れ替えてノンノンが報告を上げる。


こっからは猿相手に物理での殴り合いとなる。


「うぉぉぉ回復完了じゃおらぁースキル発動・ボディアタック!」


ゴンタが雄叫びと共に猿共に突進をくらわす。


ボス猿を庇ったとりまきの猿が大きく吹き飛び霧散した。


ひとまず役割満了できたみたいである。


「キッドお疲れ様。じゃ後は任せた。行ってくる。」


イッシーが残り4匹を片付けまいと向かっていった。


ここでこのままだと経験値が入らないことに気がつく。


「ちょっと待て!流石に経験値寄越せ!」


「待つのはあんたよ。後衛を置いてくな。」


後ろから叱られた気がするが無視して追いかける。


俺が倒して経験値を得るためにはあいつらがスキル使わない攻撃で減らしたところをスキル使って横取りする他ない。


狙いは体力多めなボス猿である。hpバーの一点を凝視した。


半分ほど減ったhpはゴンタの壁の後ろから攻撃するゴンタのわんぱちとイッシーの槍によってゴリゴリ減っていっていた。


それでも焦らず一点を凝視する。


わんぱちの火炎ブレスをボス猿がまともに食いhpバーが約1割を切った、その後イッシーの突きが放たれた直後俺は地を蹴り間を詰め切った。


「ホリゾンタルライン!」


構えた状態でそう唱えスキルを発動。


敵の残りhp3%セントを削るには充分な攻撃がボス猿の首目掛けて吸われていった。


この一撃を持って戦闘は終了し俺らは戦利品確認へと移った。



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