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2 チュートリアルは説明不足!?

5分から減り始めたカウントを待っている。


頭上のパネルに書かれてあることは全て読み終わり残り3分。


パネルの内容は主にダメージ算出についてと強くなるポイントがいくつか書かれてあった。


まぁ強くなる方法は正直どのゲームでも同じであるDPS(秒間ダメージ)が最も高い手段で秒間経験値効率の最も高い敵を倒し経験値を、現在進める最強の敵を倒しまくって素材集めて装備を揃える方法である。


課金という手もあるがそれは二の次三の次


課金ゲーと言われたのは今や数を減らし続け無課金勢との差別化のみに着目したやつばかりである。


ふとここでこのゲームのPVが頭に過った。


敵の姿どんなのがいたかなと思ったからだ


そのPVの中に疑問に思ってた動作があったのを思い出し真似をする


指を立て、指先で sc という字を書くように空をなぞる


するとパネルが出現した。


(なんだこれ...あぁステータスとかアイテムとか装備とか見れるのか...メニュー表示かな?)


どうせ2分ほどまだ時間あるのでいじってみる。


まずはステータス...


開くとHp、Mp、St、Vi、 In、Di、Ag、Luと8のステータス表記が縦に並びそれらの1番上にStP 5 という表記があった。


(StP?ステータスポイント的な名前かな?ステータスに振れる系ゲームか...攻撃にでも振ってしまうか)


そう思い適当にStのところをタップしストレングスに振ってしまった。


これが原因でゲームバランスから逸脱するプレイするとは知らずに...


リーンゴーンリーンゴーン


カウントが0になると同時に鐘が鳴り目の前に妖精か精霊の類いが現れた。


「やぁ僕は獣神の使い!天使のナビィ!獣の主となる君の案内役だよ。よろしくね。」


唐突の僕っ子ボイスが流れてきた。

どうやら妖精でも精霊でもなく天使らしい。サイズ感は15センチくらいだったため勘違いしてしまった。


現れてから8の字に飛び回っている


ブンブンブンブン正直目障りである。


目の前を飛び回る目障りな蠅はこう続いた。


「じゃあまずはメニュー画面を出してみよう!指を立てて...」


(あ、そうかチュートリアルだったな...)


話を聞かずにメニュー画面を素早く出す。


「scと空に書くようになぞ、次はステータスだ!」


天使さんの話が話の途中で切り替わった。


(あ、天使さんの一言一句設定されてて進むと勝手に切り替えられるのかI度しか聞けないレアなボイス聴きそびれた...)


1度きりのボイスなので楽しむことにした。


「今開いているのがメニュー画面、ステータスはメニュー画面に映る貴方の分身:アバターの右上よ!タップしてみて!.......」


今度こそ会話が続かないのを確認してからタップする。


「イェス!これがステータス画面!


Hp:ヒットポイント、Mp:マジックポイント、St:ストレングス:攻撃力、Vi:バイタリティー:防御力、 In:インテリジェンス:知力、Di:ディフェンススペシャル:特殊防御力、Ag:アジリティ:瞬発力、Lu:ラック:運、


以上の8にステータスは分かれているわ!レベルアップでステータスポイントというものを手に入れたらここでステータスをタップして伸ばしたいステータスをあげることが可能よ!


では実際に振ってみましょう。」


(この辺は他のゲームと変わらんなぁ)

そう適当に聞き流していた。


「次は装備にいくわよ!」


この時点で会話が飛んでいることに違和感を感じないまま話は続いていくのだった。


「ステータス画面を閉じたら貴方のアバターの右横、それが装備画面に切り替わるボタンだよ!タップしてみて!......」


アイテムとかまだ見れてないなと思った俺は色々なところをタップしてみる。


(あれ?飛ばないな...ステータスは...やっぱ開かない...あぁいつもの強制されるやつか...)


諦めて進行役に従う。


「イェスイェス!貴方のアバター画面が切り替わったはずよ!


装備できる箇所は頭、体、籠手、脛当て、足、右手、左手、背中の8つよ!またこれとは別に装飾品も装備できて指輪が片手に1つずつで2つ、ネックレス系のが手首と首で最大3つ、計5つ装備可能よ!


また装着中の装備をタップすると装備の性能が見れるだけでなく過去に手に入れた装備の見た目に変更することも可能だから覚えておいてね。次はアイテムだ!メニュー画面へ戻ってね。」


(かなり色々な要素詰め込みまくったって感じだな...これゲームバランス大丈夫か??)


俺は心配になった。装備が多いということはその分装備で差をつけられるということに他ならずレベルという概念そのものが形骸化する恐れがあるのだ。


それだけでなくよくゲーマーの間ではゲームバランス的にやばいものをぶっ壊れと表現する。


それはそのままこのゲームのアンチへと繋がりぶっ壊れをだしてしまったが故に衰退の一途を辿ったゲームのなんと多いことか


だが俺如きが心配しても無駄だなと思い直しナビィに従う。


「メニューの最後はアイテムだ!アバターの右下、ポーチというのがそれだよ。タップしてみて!」


「イェスイェスイェス!これがポーチ!ここではアイテムを確認したりコマンド設定、アイテムの譲渡や交換、取引などもここで行えるわよ!」


光が説明に沿って順にそれぞれの項目を教えてくれた。


「じゃあ最後に実践訓練をして終ろう!」


やっと実践がきた。


何もない平原に一体の魔物が現れた。尾が二又の猫、猫又である。


「この子はキャッツゥー二又の猫だよ。まずはこの子がどのような強さなのか確認しよう!この子を睨みつけるように凝視してみて!」


言われた通り睨みつけた。すると様々な情報が飛び込んでくる。


「敵の名前、敵の弱点属性、敵の強さ指数などがわかるはずだよ!強さ指数は敵のレベル表示が色で変わるわ!貴方と同じくらいの強さなら白、弱いなら緑、少し強いと黄色、貴方が勝てるかわからない強さの敵は赤色で表示されるわ。」


つまるところ索敵で見つけたら1度睨みつけておくと得があるよとの内容である。


強さ指数というのは完全なる親切設計といったところだろう。


キャッツゥーとやらのレベルは5で白色で表記されていた。


決してレベルが自分より高いからといって自分よりも強いとは限らないということでもあるらしい。


細かくステータスが定められていないとできないシステムな気がする。


「まずは武器を振って敵に攻撃よ!」


適当に剣を振って当てる。


「ナイスヒット!ダメージがでたわ!これの色で貴方の攻撃の強さがわかるわよ!」


追加で説明文が書かれたパネルが出てくる。


要約するとクリティカルは数字がかぎかっこで囲われて、取った行動で出せる最大ダメージに近ければ赤、通常ダメージなら黄色に色が分かれて回復した時は緑で表記されるとのことだった。


物理演算が組み込まれているため攻撃の速さで色が変化しうるとも解釈できた。


「スキルを使ってトドメよ!片手剣基本スキル「ホリゾンタルライン」と唱えてね!」


「ホリゾンタルライン」


嫌味っぽく唱えた。いや口に出させるとか恥ずかしすぎるだろそういう気持ちがそうさせた...


すると体が勝手に動き武器を構えて青白い光と共に敵を切り裂いた。


「今のがスキルよ。ステータスで説明したアクションスキルに設定されているやつでスキルポイントを振ったり何度も使って新たに習得したものはスキルをタップすればスペルはいつでも確認できるから活用してね。」


(へ?アクションスキル?説明受けてないけど??)


「お、倒したキャッツゥーが消えずに残っているね。偶然絶命をなんとか逃れ気絶させた敵はテイムすることが可能だよ!テイムできるかは貴方の運次第!早速やってみよう!テイムと叫ぶのよ!」


どうせ皆も同じように言わされてやっと行使できるものだと割り切り叫んでやった。


「テイム!」


果たして猫又ことキャッツゥーが仲間に...ならなかった。敵は黒く変色し紫色の煙と共に消えていった。


(は?こういうのって確定で仲間になるんじゃ...どういうこと?)


「以上でチュートリアルは終わりよ!獣神様のところで待ってるわ。」


(ちょっと待てテイムの件説明なしっておかしいだろどういうこと!?)


チュートリアルが正常に行われない不具合があることを運営は気がつかないまま、また不具合により6つもチュートリアルの内容が省略されていることに俺は気が付かないまま噴水前へと転送されるのだった。


噴水前に転送後辺りを見回す。イツメンの姿はまだなくとりあえずすることもないので武具屋の前に座り込んでメニュー画面を開いた。


どのゲームにでもあるはずの設定画面にいくボタンを探す。メニュー画面の1番右上にそれはあった。


適当に一瞥したら閉じてステータスを開く。


自分のステータスが現れる。1番上にはステータス スキルと項目が分かれていたのを見つけスキルをタップ。


すると更に新たなパネルが現れスキルツリーらしきものを表示させた。


スキルツリーとはレベルアップ等で手に入れたポイントで様々なスキルやステータスを段階的に獲得していくシステムだ。


いろんなゲームにスキルツリーはあるこれをタップしてどこに振ればどんなものを獲得できるかみていった。


大半が何もわからないのだが得られるものが分かるものもあった。


ここでスキルが大きく分けて3種類存在する事実に気がついた。


(そういやスキルに関して説明受けてないけど何あの欠陥チュートリアルw)


欠陥の原因を自分が作っていたなんて知らない俺は運営をこけにした。


こけにしつつも適当に弄り理解を進めていく。


スキルの種類はアクションスキル、パッシブスキル、エクスプレティーススキルの3種類に分けられていた。


これらは英語表記でタグ分けされていた。


アクションスキルを開くと既に片手剣術というスキルだけが書いてあった。


これがチュートリアルでのホリゾンタルラインの元となったスキルだと即座に理解した。


片手剣術のスキル名をタップする。


0 ホリゾンタルライン、バーチカルロウ


5 アクセルブレイド


10 ブラストスラッシュ


......


100 片手剣術マスター


とスキルレベルで手に入る技などがみて取れた。


口で唱えて発動する系のスキルがここなのだろうと納得して次はパッシブスキルを見てみる。


何もない、何もないので次はエクスプレティーススキルを見てみる。


採取、採掘、釣り、水泳、投擲、体術、受け身、索敵、隠密、会話の10個並んでおり全て0だった。


おそらく泳いだりアイテムを取ったりするとレベルが上がっていくシステムなのだろう。


強さにはあまり影響しなさそうなのでそのうちあげていけばいいと納得して画面を閉じた。


かれこれ10分ほど待っている。


まだ来ないイツメンを待ちながら空を眺めボーッとするのだった。

修正内容


特殊防御力が抜けていたため追加しました。

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