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星の船  作者: マル
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星の涙

逢いたいと願えば、悲しくなるばかり。

彼女と繋がっていた糸は、力なく風に靡いている。



どこにも安住できずに、彷徨い続けるこの心は、

要らないものだとわかっていても、失うことはできなかった。



だから、この辺りで一番高い丘の上なら。

あの夜空に、一番近いこの場所なら。



星を結んで浮かべた船。

乗るための港はここでいいか?


温もりも安心も、知ってしまったからいけないのだ。

どうせなら、始めから何も無い方が良かった。


雨に打たれ風に吹かれ、陽に灼かれ続けた

今にも消えそうなこの小さな灯りでは



…夜はまだ、続いていく。

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