鍛治の達人 カルジン
中には武器が乱雑に置かれており、カウンターもあるが今は誰もいない。
武器を鑑定してみると、どれも他の店に売っているものより能力が高く、見た目も無骨なものから、巧みを凝らしたものまであった。
誰か人はいないかと探していると、カン…カン…と、断続的な音が聞こえて、その場所には扉があり、気になり開けてみた。
扉を開けると、もあっとした暑い空気が出てた。
中にはタンクトップに半ズボンを履いた、ムキムキでヒゲモジャで小さい、ドワーフのような男がハンマーで、熱しられた金属を叩いていた。
俺は邪魔しては悪いと思い、その男がひと段落するのを待った。
数十分すると叩いていた金属を水につけ、立ち上がったところで俺の存在に気付いた。
「儂になんのようか?」
「鍛冶のやりかたを教えてほしい」
そう言うと、少し考えた後。
「なら一度、なにか武器を作ってみろ」
と言い、道具などの場所を教えてくれた。
俺は刀を作ろうと思ったが、足りないものがあるので男に、あるのかを聞いてみることにした。
「砂鉄と炭をMを払うから欲しいんだが」
「ん?それぐらいならただでやる」
と言いどこかに行き、砂鉄と炭を持って来てくれた。
俺はありがとうと言い、アイテムボックスから、メタルスライムのインゴットを出し、火炉に入れたあと、砂鉄と炭で玉鋼を作った
ゲームの補正かわからないが、玉鋼は簡単に数分で出来た。
男も興味深そうに見ており、俺も久しぶりの鍛冶なので少し緊張しながら、火炉にあらかじめ入れておいた、メタルスライムのインゴットを取り出し、刀を打ち始めた。
約1時間ほどで刀は完成した。
それを男に見せると、ほう…と言ったあと。
「初めて見る武器だが、俺が驚くほどの完成度だな」
「それは良かった」
「それにしても、ここまでの腕があるんなら、鍛冶の極意も簡単に覚えることができるぞ」
といろいろなことを教えてくれた。
武器にスキルを覚えさせる方法や、合金の比率、魔法武器の作り方、特定の金属の鍛冶のやり方、などの武器や鍛冶のやり方を教えてくれた。
話が終わると、鍛冶スキルが鍛冶の達人に進化しましたと、文字が出てきた。
スキルの詳細を見ると。
【鍛冶の達人】
鍛冶のスキルが進化したスキル。
鍛冶の極意により、使える金属の種類増加、制作スピードの上昇、武器作成成功確率確定、武器に属性付与ができるようになる。
稀にスキルを持った、魔武器や聖武器や秘武器が作成できる。
極々稀にインテリジェンスウェポンが生まれる。
と言うスキルだった。
魔武器と聖武器と秘武器の違いは、魔武器はステータス上昇スキルがあり、聖武器は特定種族の特攻スキルがあり、秘武器にはその他のスキルがついている。
魔武器と聖武器と秘武器全ての種類のスキルがある武器は、インテリジェンスウェポンと呼ばれ、必ず念話のスキルを持っており会話ができ、他にも耐久値∞や、防御無視などの強力なスキルを持つこともあるが、1万個の武器に1つできるぐらいの確率らしい。
その後話をしてわかったが、名前がカルジンと言い、ハイドワーフと言うドワーフの上位種族で、冒険者ランクがSだと教えてくれた。
ふと時間を見ると、待ち合わせ時間がもう時間がなかったので、もうそろそろ帰ると言うと、鍛冶道具一式と金属のインゴットをいろいろ貰った。
「また遊びに来いよ」
「ああ、わかった」
と別れの挨拶をした後、店を出て待ち合わせ場所に急いで向かった。
【獲得金属】
ミスリルのインゴット×20
アダマンタイトのインゴット×20
オリハルコンのインゴット×10
ヒヒイロカネのインゴット×10
竜の鱗の合成インゴット×20
金属についての説明、ミスリルは魔法の威力を上昇させるが、物理の威力は低い金属、アダマンタイトタイトは物理の威力を上昇させるが、魔法の威力が低くなる金属、オリハルコンは物理と魔法の威力を上昇させ、耐久値が高いが、必要筋力値が高い、ヒヒイロカネはオリハルコンと同じぐらいの能力だが、必要筋力が低いが、耐久値が低い、竜の鱗の合成インゴットは耐久値が高く、属性付与に最適な武器ど、物理と魔法の威力を少し上昇してくれる。
[物理攻撃補正が高い順]
アダマンタイト>>オリハルコン=ヒヒイロカネ>>>>竜の鱗の合成インゴット>>>>ミスリル>>>>鉄
[魔法攻撃補正が高い順]
ミスリル>>オリハルコン=ヒヒイロカネ>>竜の鱗の合成インゴット>>>>6>アダマンタイト>>鉄
[必要筋力が高い順]
オリハルコン>>アダマンタイト>>>>ヒヒイロカネ>竜の鱗の合成インゴット>>>ミスリル>>>>>>鉄
魔剣と聖剣を魔武器と聖武器に変更しました。
秘武器を追加しました。