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アバター設定

ある秋の日、社会人2年目の俺、天馬 龍人(てんま りゅうと)は休日に家でゴロゴロしていた。


すると ピーポーン、とチャイムが鳴った。


家に誰かが来るような予定はなかったので、勧誘かなにかだろうと思い、居留守を使った。


すると玄関の外から。


「おにぃーちゃんいないの」


と声が聞こえてきた。


この声は、今高3の妹の天馬 朱音(てんま あかね)だろう。


俺と妹は5歳年の離れた兄妹で、俺は仕事先に近いアパートで一人暮らしている。


妹は大学受験が終わり、その大学の場所が、俺が一人暮らししているところ近くなので、下見を兼ねて近くに来る。


そして俺の部屋にたまに寄るので、それだろうと思った。


玄関に向かい、入り口の扉を開けると、やっぱり妹だった。


妹は俺が言うのもなんだが、よくできた妹だ。

短めの癖っ毛の茶髪で、スポーツが得意で、料理が好きで、明るい性格で、同性から異性まで好かれている。


そんな妹は俺の顔を見て安堵し、少し怒ったように話しかけてきた。


「おにぃちゃんやっぱりいたんだね」


「ああ、勧誘だと思って出るのが遅れた、すまない」


「ほんとにだよ、プレゼントをせっかく持ってきたのに、居ないのかな?と思ったよ」


よく見ると、妹が段ボール箱を持っていた。

誕生日でもないのになぜプレゼント?と思ったが、まず家の中に入れることにした。


「そうなのか、玄関で話すのも寒いし中に入れよ」


「うん、わかったー」


と妹が靴を脱いで、部屋に入った。


俺の部屋には椅子やソファーがなく、代わりに座布団とクッションがある。


俺は座布団を敷いて座った。


妹も同じように、クッションを敷いて座ったところで、俺は荷物について聞いた。


「朱音のその荷物はなんなんだ?」


「あっ、これはねー、最新のゲーム機とゲームが入っているのだー」


といい、妹は自分でジャーン、といいながら段ボールの中を見せてきた。


中には、フルフェイスのヘルメットのようなものに、体に貼り付ける電極が付いたものと、正方形のWMOと書かれている箱が入っていた。


「おにぃーちゃんが暇してると思って、もってきたの」


「それって、なんなんだ?」


「これはね、最近出来た会社が発売を発表した、VRMMOゲームなのです」


詳しく妹に聴くと、会社の場所も従業員もわかっていない謎の会社のようで、今のところどこの会社や組織でも、どういう技術で作られているか、わかってないらしい。


そしてこのゲームは、最近βテストが終わり、もうすぐで配信がスタートするようで。


配信スタートまではアバター設定しかできないらしい。


しかもゲーム機とゲームのセットは、日本限定で1万個販売していて、プレーヤーはほとんど日本人だと。


「そんなレアなもの、どうしたんだ?」


「お父さんに貰ったの」


「…そうか」


俺は親父は妹に甘いな、と少し呆れなが言った。


親父は何の仕事しているか、詳しくは知らないが、結構なお金を稼いでいるようで、結構大きい仕事をしていると思っていたが、こんな物をどうやって手に入れたんだ?。


「ふたつ貰ったから、おにぃーちゃんと一緒にしたいなと思ったの」


「ああ、そうなのか」


俺はふたつも手に入れた親父に、驚き半分、呆れ半分、な気持ちだった。


「さっそくアバター設定しようよ」


「わかった、どうすればいいんだ?」


と聞き、起動の仕方を教えて貰った。


フルフェイスのヘルメット(ヘッドギアデバイス)にある穴に、文字の書いてあった正方形の箱を入れてから、頭にヘッドギアデバイスを被り、ヘッドギアデバイスから出てる電極を伸ばして、足のかかとや手のひらなどのいろいろな所に貼り付け、電源をオンにすればいいだけらしい。


さっそく準備をして、電源を入れてみた。


するとスッと意識が無くなり、意識が戻った時には知らない場所だった。


一面真っ白な部屋で、物が1つしか置いてなく、唯一置いてあるのは、目の前に浮いている液晶パネルだけだ。


俺は液晶パネルに近づき、触ってみた。


すると液晶パネルに文字が浮かび上がった。


『プレーヤーネイムを登録してください』


その文字の下には、パソコンのキーボードが表示された。


プレーヤーネイムは、ゲーム上の名前のようなので、本名のもじりでいいや、と思い《龍馬》と打ち完了ボタンを押した。


すると新しい文字が浮かび上がった。


『種族と職業を選択してください』


文字の下には、種族名と職業名がズラーと並んでいる。


種族は何でもいいのでランダムを押し、職業はいろいろ見てみることにした。


そして1つ気になるものがあり、それに設定した。


それは《召喚士》、モンスターを召喚、使役して戦う職業のようだ。


もう一つ似ている職業のテイマーにしなかたのかは、テイマーはモンスターがやられると、すぐに蘇生アイテムなどを使わないと死んでしまうが、召喚士はやられても再召喚できるので召喚士に決めた。


欠点はテイマーは変えがきくが、召喚士はどんなモンスターを召喚しても変えがきかないところだ。


しかし唯一の相棒を手に入ると思ったら、欠点ではないと思う。


そして完了ボタンを押した。


するとまた新しい文字が出てきた。


『容姿を決めてください』


と液晶には俺の顔と体と、全く同じものが表示された。


表示されているのは、ヘルメットで顔の造形を識別し、貼った電極で身長などの情報を取得しているようだ。


身長は±5cm変更できるようだ。


しかし髪を少し伸ばして、白色にするだけにして、顔の造形をいじらず、完了を押した。


すると新しい文字がまた浮かび上がった。


『ステータスとスキルを選択してください』


と表示され、ステータス表とスキル名が並んでいる。


ステータスは


HP100

MP100

SP100


筋力10

耐久10

魔力10

俊敏10

器用10


と表示されていた。

それに10ポイントを選択するようだ。


上3つを消費値、下5つを基礎値といい、消費値は1ポイントで10上昇するようだ。


HPは攻撃を受けると減り、0になると死亡状態になり、MPは魔法系などのスキルを使うと減り、0になると基礎値が半減し混乱状態になり、SPは武術系などのスキルを使うと減り、0になると基礎値が半減し混乱状態になり、MPとSPは10分の1まで回復するまで、基礎値半減と混乱状態が戻りません。


筋力は武器や防具にある筋力値を超えてないと装備できず、筋力の半分は物理攻撃力に入り、耐久はダメージを減少させてくれる値で、耐久値の5分の1の数値分のダメージを無くしてくれ、魔力は魔法にある魔力値を超えてないと魔法が使えず、魔力の半分は魔法攻撃力に入り、俊敏は移動速度に関わる値で、回避率などにも関わっていて、器用はアイテム作成系のスキルの成功率に関わる値で、命中率にも関わっています。


ステータスにはないものもあり、それは物理攻撃力と物理防御力、魔法攻撃力と魔法防御力で、物理攻撃力は物理での攻撃時のダメージに関わる値で、物理防御力は物理攻撃された時に耐久に加算される値で、魔法攻撃力は魔法での攻撃時のダメージに関わる値で、魔法防御力は魔法攻撃された時に耐久に加算される値です。


俺は筋力と魔力に5ポイントずつ選択した。


HP100

MP100

SP100


筋力15

耐久10

魔力15

俊敏10

器用10


そしてスキルは最初に10個選択できるようだが、ふたつが最初から埋まっていた。


《召喚術》と《倍加》だった。


召喚術は、召喚士が強制的に取得するスキルだが、倍加は種族固有(ユニーク)スキルで取得しているようだ。


ランダムで選択した種族名を見ると、《天魔竜人》と表示されていた。


詳細は見れなかったので、後回しにすることにして、先にスキルを決めることにした。


まず武術系の《剣術》と、魔法系の《火魔法》と、アイテム作成系の《鍛治》を取得した。


選んだ理由は、剣術と鍛治は習ったことがあるので選択し、火魔法は攻撃力が1番高いので選択した。


続いて《鑑定》という、アイテムやモンスターなどの、詳細が見れるスキルを取得し、強化系の《物理強化》と《魔法強化》と《回復強化》を取得した。


物理強化と魔法強化は物理攻撃力と物理防御力、魔法攻撃力と魔法防御力を上昇されるスキルで、回復強化は自然回復量を上昇させ、回復系スキルの効果も上昇させるスキルのことだ。


そして竜族の種族スキルの《竜眼》を取得した。


竜眼は使用すると、相手の基礎値を低下させる、デバフを与える効果があり、それに加え動体視力が上昇するスキルだ。


使用すると目の色が、黒から赤に変わる仕様で、使用してない時は鑑定の無効化する、という効果もある。


完了を押すと、最後の文字が浮かび上がった。


『アバター設定が終了しました』


と表示された後、ログアウトボタンと、今までの設定したものが表示された。


名前:龍馬

種族:天魔竜人

職業:召喚士

レベル:1


HP100

MP100

SP100


筋力15

耐久10

魔力15

俊敏10

器用10


スキル

[召喚術LV1][倍加LV1][剣術LV1][火魔法LV1][鍛治LV1][鑑定LV1][竜眼LV1][物理強化LV1][魔法強化LV1][回復強化LV1]


と表示されていた。


容姿を見ると、竜のツノが2本生えており、今はないが、翼は3対の6枚の翼もあり、飛行スキルを取得し、使用すると出てくるようだ。


翼は白い鳥の翼が2枚と、黒い蝙蝠の翼が2枚と、蝙蝠の翼に羽が生えたような、グレーの翼が2枚の翼だった。


俺はその後、ログアウトボタンを押した。


すると意識がまた無くなり、意識が戻った時には、俺の部屋だった。


部屋では妹がキッチンで料理していた。


俺が起きたのに気づいた妹は。


「おにぃーちゃん起きたんだね」


「ああ今何時だ?」


「もう7時過ぎだよ」


「そうなのか」


俺がゲームをログインしたのが、4時ぐらいだったので約3時間ほど、設定してたみたいだ。


「おにぃーちゃん、晩御飯もうそろそろ出来るか、机準備しといて」


「わかった」


と返事をし、机を準備したり、料理を並べるのを手伝ったりし、妹と一緒に晩御飯を食べた。


晩御飯を食べ終え、雑談をしたり、ゲームの開始日などの情報を聞たりしたあと、もう時間が遅いので妹を駅まで送った。


そして自分の家に帰ったあと、風呂に入り、すぐに就寝した。






投稿するものを間違えたので変更しました。


誤字修正しました。


レベルの表記を付け足しました。

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