プロローグ
嫌だ。自分が嫌だ。何もできないくせに私には皆んなと違うところがあると勘違いして、そしてその勘違いしていたのを気づけた自分天才。とかどうせ思ってんだろって思うたび、右手が首に吸い寄せられる。
そして、そんな風に自分を別の視点から観れる私凄いとか思っているって思うと右手に力が入る。
そして、今こう思ってる事だって嫌で仕方ないしもうキリがない。出口のないミラーハウスのようだろうか。
目の前に映る自分か本物か偽物か。
本物だと信じ進むがやはり偽物。
この世界はミラーハウスみたいなものかもしれない。
だって一目見ただけで見分けがつかない。
皆んな同じ顔して過ごしている。
気持ち悪い
気がつけば、左腕の少しの傷が意地を張って大きく膨れていた。
気がつけば、右手で頬をグリグリと撫でていた。
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「行ってきまーす!」
私はリビングの中にいるお母さんに向かってそう言いながら靴を履いて勢いよく家を飛び出す。
そして左に急カーブ!
少し落ち着いたら私の左隣の家の人のチャイムを押した。
ピンポーン
ってか何で皆んなチャイムの音って『ピンポーン』なんだろ。最もいろんな種類あったらいいのに。
そう思っていたら急にガチャっとドアが開いた。
「すまん遅れた。んじゃ行こ!」
「いいよ全然気にしてないから!それじゃあ行こ!武田くん!」
「おう!!天宮!」
私達は『遅刻』という鬼から投げるため必死に走り、なんとか捕まらずにすんだ。
私達、これからどうなって行くのかな?考えるだけで胸が張り裂けそうだね!