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最終日

08:00 起床。体のだるさに悩まされつつ、顔を洗って歯を磨き朝食のパンを頂く。


09:00 宿を出るために荷物をまとめる。今回の反省としては、荷物はもう少し減らせただろうということ。活かす機会があるのなら次に活かしたい。荷物と言っても主に服だが、パジャマはホテルで用意してくれていたし。


09:30 ホテル発。名残惜しいが、予定は予定。仕方がない。


10:20 築地駅で降り、地上へ。二日酔いっぽい感覚と、重たいう荷物、照り付ける直射日光のおかげで体力がもりもり削られる。


10:25 中央卸売市場へ向かおうと思って歩道を歩くと、車道を挟んで敗退側に大きな建物があった。看板には、築地本願寺と。

 最初は外見だけ見て寺らしくない寺と思ったが、ちゃんと狛犬も居たし、中に入れば将校の甘い香りと読経の声。古い造りと新しい造りが混ざり、正面は金色で埋め尽くされている豪華絢爛な成金趣味(失礼)な寺。畳は金色ではないが、色が近いので疲れた目で見ると、それも金色に見えるかもしれない。冷房も効いていて、足を休めるついでにここの空気を五感で楽しむことにした。


10:37 空気を楽しんだら寺を出る。陽射しの中をのんびり進んで市場へ向かう。


10:50 市場は休みだったが、活気はすごい。気持ち悪くなるほどの人込みはここでも健在である。路地をうろついているとマグロが丸ごと一匹氷に入れておいてあり、11時頃解体する予定と書いてあった。見てみたかったが少々体長が悪いのでパス。次に来ることがあり、その時にやっていれば見よう。


11:05 二日酔いなのか、旅の疲れが溜まり限界に達したのか、とんでもなく気持ち悪い。都会の喧騒がそれを後押しする。胃が張っているような感覚と吐き気がして、おいしそうな魚を見ても全く食欲がわかない。


11:20 騒がしい路地を抜けて、カフェに逃げ込む。胃の気持ち悪さは相変わらずだが、とりあえず紅茶を飲んで一息つく。田舎育ちの私に、にぎやかな場所は合わない。こういう静かな場所でのんびりするのがいい。


12:20 駅のトイレでリバース。少し楽になった。


13:00 空港に到着。空港の係員に、体調が悪いので帰る便を早めてもよいだろうかと聞いたら、できるにはできるが予約分を払い戻して買いなおすと高くなるよと言われ、断念。では休める場所はと聞くと、座るところがありますからそこでどうですかと。休むには少々騒がしいが……背に腹は代えられない。休憩。


13:40 少し腹が減ってきたので、空港内を昼食を求めてうろうろ。気分が良くないのであまり濃いものは食べられない、うどんにしようとお店に入る。席に案内され、メニューを読んで、かけうどんを注文。

 旅のレポートでこんなことを書くのもなんだが、まずい。うん、まずい。大事な事なので二回言いました。雄山先生ならおかみを呼べと叫んでいたところだが、私はそこまではしない。

 カツオ出汁なのはわかる、だが出汁を取りすぎて雑味が混じっている。こいつは沸騰した湯に長い間鰹節入れて放置してたら出る味だ。おまけにどんな醤油使ってんのか、後味にほんのり酸味が入るし。うどんの麺については文句はないが、これで600円とか舐めてんのかおい。これならスーパーで濃縮めんつゆと生麺買ったほうが何倍かマシじゃい。爺様が関東でうどんは食うなと言っていた意味がよくわかった昼食であった。ガッデム。


以降飛行機に乗り込むまで待機。そして離陸。さらば東京、いつかまた来たいと願いつつ、本屋で買ったスクラップ・アンド・ビルドを読みながら空の旅を楽しむのであった。


空港に着陸。車に乗り換え夜のハイウェイをぶっ飛ばしながら家に帰るのであった。安全運転なんて知らぬ、おうちが私を待っている! おうちに帰るまでが旅行です? 知らぬわぁ!


そして帰宅。カエルの鳴き声に安心しつつ、ベッドへINするのであった。


これにてたびれぽは終了。以降東京で出会った人物について軽い紹介。

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