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LIVING LEGEND  作者: 星月夜楓
第三章 夢、幻
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第一話 悪夢

前回のあらすじ

クロスの孤児院にいた頃の話を聞く。それは重いものではあったが、今では幸せそうだ。

 それは突然やってきた。数日後、世界は暗転する。空は黒く、海は紅い。そして、何よりも、世界の人々は眠りから覚めなくなった。様々な呻き声、悲鳴、だが決して起きる事はない。皆それぞれ悪夢を見ている。その悪夢から目を覚ます事はないのだ。俺は天地の勇者だという都合のいい力で悪夢を見る事はなかった。そしてレンもレーヴァテインに選ばれし存在であり、彼もまた悪夢に魘される事がなかった。魔王はまだ力が完全に持っているわけではなかったので、彼は悪夢にやられてしまっている。

「師匠、もうこの状況が起きて三日です。良い加減に対策を立てないと」

「ああ……わかっている」

 クロスも息子も悪夢に苛まされているのだ。どうあってもこの状況を打破しなければならない。

「レン、お前はここにいろ。皆の様子を見ていてくれ。俺はこれの原因を探す」

 不幸中の幸い、リベルト達もまたここに来ていた。皆同じところに集め、レンがそれの様子を見るようにした。

「悲鳴を聞くのが辛くなったらこれをつけろ」

 耳栓と呼ばれるものをレンに託した。

「師匠、……気をつけてください。何かあったら俺も駆けつけますから」

「ああ、その時は頼む」

 レンは既にレーヴァテインを完全に扱えるようになっていた。

 外に飛び出し、センサーの魔術をかける。この異常事態を引き起こした張本人の居場所を突き止めるために。

 いまいち反応はない。だが、微弱ではあるが奴の居所を突き止められたようだ。地図上南西の洞窟か。あそこは洞窟とは言ってもやたら明るかったな。

 そこに降り立つと、様々な宝石がある。これらが光を反射して洞窟を明るくしているのか。ただの宝石ではなさそうに見える。特殊な結晶体だ。

「禍々しい……」

 空は閉じているのに何故ここだけは光っているのだ。光源はどこからだ。

「そんなこと、気にしても無駄か」

 まずはこの先にいる者を倒さなくては。

今回の話は書き溜めなのでいきなり変なところからスタートです。

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