第一話 拷問
※注意※
この話は特にグロテスクな内容が含まれます。この話を見なくても大丈夫なように作っていますので、苦手な方はスルー推奨です。
前回のあらすじ
レンの様子を見に来た俺は特別部隊隊長のリベラルと模擬戦をし、見事勝利した。そして帝国軍の捕虜を拷問しにきたのであった。
捕虜の檻に来た。そこは、地下の中でも最奥の部分だ。帝国の情報を引き摺り出してやる。
「こちらです、レイン様」
看守の案内により、その目の前に来た。ちなみにクロスは置いて来た。今からやることを見せるわけにはいかないからな。
「ああ、すまないな。では鍵を」
真っ暗で檻の中が何も見えない。
「畏まりました」
鋼鉄のそれは開けられ、中に入った。すると張り付けにされた男がいる。
「貴様が帝国軍の兵士か」
「……」
無言を貫くつもりか。面白い、その面、今に泣きじゃくる赤ん坊にしてやろう。
「答えないか、ならば喋るまで生き地獄を味合わせてやる。……ヘルレイン!」
もう一つの俺、ダークネスヘルレインを呼ぶ。今となっては三つの心は一つになったが、呼び出すことでその人格に移り変わることができる。適材適所、この場合はこいつが相応しい。
『ようやく俺の真価を発揮する時がキタゼェ‼︎』
入れ替え完了。さあ、見せてくれよ、ヘルレイン。
「さァ、さァさァさァ! 始まりやがりましたぜ旦那ァ! 早く喋んねェトォ、痛い目に合うゼ!」
「……」
「チッ、まァいい。先ずはオーソドックスにイコウゼェ‼︎」
そいつの手を強く握り、爪を一つずつ剥いでいく。奴はなお無言を貫く。拷問対策は受けているようだな。十枚剥ぎ取った後、次に足の爪も剥ぎ取る。
「ハッハーン‼︎ なるほどねェ、爪を剥がされる訓練でも受けてたカァ、そりゃ何も言わねえわ、うん。オーソドックスはいかんなまるで意味がネェ」
次にヘルレインが取った行動は、髪を毟り取る事だ。数十本纏めて引き千切る。さしもの奴でも悲鳴を上げた。頭から多量の血が流れ出す。
「クックックッ、その声待ってた……タマラネェ、もっと聴かせろォ‼︎」
調子に乗り出したヘルレインはどんどん髪を引き千切っていく。物の見事に全て毟ると奴は失禁していた。
「オイオイ汚ねェよ、綺麗に掃除しやがれ!」
魔術でそれを浮かし、奴の口の中に抉りこんだ。
「オブッ! オェエエエエエエ!!!」
吐き出さないようしっかりと食道に残させる。やりすぎか? いや、話さない以上どんな非道な真似をしてまでもやる必要があるはずだ。
「サァ、次だ。嫌なら吐けよ、汚物ごとナァ! クヒヒヒヒ」
「い、いやだぁ……」
どういう意味を持つのだそれは。
「じゃァ、本番開始だ。指、ちょん切るぜ」
一本一本丁寧に切断していく。だが出血多量で死なれては困るので再び魔術で止血している。苦痛だけを味わうのだ。
「足も終わったしィ、ドンドン体を蝕んで行くぞ」
ツーっと腕をなぞる。その跡に傷ができていく。そして手を切断!
「ィギャァァァァアアアアアァ!!!」
「アア、痛い痛いィイイ! ククク……。続けるぞ」
腕、足を切断し、所謂達磨状態にする。
「良い加減吐けよ! 吐きやがれェ! どの道貴様はシヌ! 吐いて楽になろうぜェ!」
「い……や……だ……」
ここまでされても意識を保っていることに逆に感心させられる。
「ハァ、ジャァ、ツギハチョウヲエグリダスゾ」
ズボッと腹の中に手を突っ込み、腸を引き摺り出した。
「タカクウレソウダナァ」
先ほどからヘルレインの様子がおかしい。まさか、こいつ無茶しているのか?
「ハヤクシナイトシンゾーモッテカレルゾ」
「い、……言い……ますから、もう、やめてくだ……さい……」
「ナンダッテ?」
もう、いい、休め。後は俺がやる。
ヘルレインと入れ替わった俺は奴を元の姿に戻した。
『あそこまでしたのは初めてだ、俺もさすがにギブってもんだぜ。大した奴だァ』
「ハァ……やれやれ。さて、話してもらおうか。そのために体を元に戻したのだからな」
「一体なんなんだ……何が起きているんだ……」
色々な事が起きたショックで状況が理解できていないな。
「看守! 後は頼んだ。俺は戻る」
後でじっくり話を聴かせてもらうさ。
深夜のノリで書いていたので結構無茶苦茶です。このヘルレインは、以前のヘルレインとは別物です。あくまで一つとなったレインの魂を一時的に分断したもので、レインの良心が残っています。そのため、ある一定以上の行為はやめた方がいいという本能が働いてしまっています。以前のヘルレインであれば平然と行うでしょう。




