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LIVING LEGEND  作者: 星月夜楓
第三章 古代編
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第二話 別行動

 俺たちが守り神を殺す。一見その台詞はとてつもなく恐ろしい発言である。だが、どうせその守り神が滅界龍によって殺されるのであれば、滅界龍に殺される前に殺してしまえばいい。伝説の続きはこうある。滅界龍は守り神の死体を喰らい、自身の力を蓄え、世界を滅ぼすのだと。リベルトのお伽話は龍と四人しか登場していない。守り神は出てこないのだ。突然現れた四人。つまり、今まで守り神を殺しにいっていたため、龍を倒すために時間がかかったこと。そして、守り神を喰っていない滅界龍はまだ全力ではなく、四人で倒せること。これなら、辻褄は合うはずだ。

 その説明をすると、リベルトは妙に感心していた。

「いやあ、すげえな! レイン!」

「ただ、今回はあまり時間がないと思われるから、二人一組でそれぞれの守り神を殺す」

「うはあ、きっつ!」

「リベルトならやれるさ……。というわけで、俺とリベルトは別行動だ」

「うっ……仕方ねえな。じゃあ、ハース、俺の後方支援頼むよ」

「まっかせてー!」

「……なら、クロス、俺と組むぞ」

「承知したわ」

 時間がない。さっさと済ませよう。

「ほんじゃ、俺たちは火山の方の守り神ぶっ潰すから!」

「俺たちは雪山か。厚着の準備を」

「もうできてるわ」

「用意周到だな……」

 クロスの行動力には感心する。

「また後でな!」

 三人とも、成長した。特にリベルトは、勉学こそ微妙ではあるが、実戦ではかなりのやり手だ。

 これなら、期待できる。確信した俺は、クロスと共に雪山に向かうのであった。


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