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事故死からの転生、神級封印システム解除……なのに俺はただの普通の生徒でいたかっただけ。世界よ、俺に平穏をくれよ!?  作者: Gautam mundhava
Chapter 2

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第15話タワー・オブ・セレクション

塔の扉が、完全に開く。

中は闇ではない。

光でもない。

“空白”。

足を踏み入れた瞬間、

景色が変わる。

草原は消え、

無数の扉が並ぶ白い空間。

上空には、あの小さな目。

『第一試験:自己認識』

文字が浮かぶ。

ガウタムの前に、一枚の鏡が現れる。

そこに映るのは――

現在の自分ではない。

黒い翼を持ち、

冷たい瞳で世界を見下ろす姿。

「……未来か?」

鏡の中のガウタムが口を開く。

『違う』

『選ばなかった可能性だ』

空間が震える。

無数の扉が一斉に開く。

それぞれの中に、

異なる“ガウタム”。

塔を支配した王。

仲間を失った孤独な戦士。

観測者そのものになった存在。

『選べ』

『どの自分になる』

融合は完成している。

だが安定していない。

紫の光が脈打つ。

「俺は――」

扉の一つから、声がする。

アリアの声。

振り向く。

そこには、平和な日常。

戦いも観測もない世界。

『それも選択だ』

小さな目が瞬く。

誘惑。

だがガウタムは目を閉じる。

そして、すべての扉を無視して歩き出す。

「俺は、どれにもならない」

「俺は俺を作る」

その瞬間、

全ての扉が砕け散る。

『第二試験、承認』

塔が震える。

床が崩れ、彼は落ちる。

落下の中、

上空の小さな目が増える。

一つ。

二つ。

三つ。

無数。

塔は試験ではない。

階段だ。

そして――

最上階には、

“玉座”がある。

――続く

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