表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

2stホイッスル 黒の存在【前半戦】

読者の皆様、こんにちは。樹所です。

戦場のブラックメアシリーズを更新いたしました!

今回は主人公の海が部活の顧問からとある頼まれ事をされるところから話がスタートします。


みなさんは、頼まれ事をされたとき自分がとのような反応をするか想像できますでしょうか?

もちろん、内容によるかと思いますが、私はまず笑顔で応対してしまいます。

それが自分でできることであっても、できないことであってもです。

単純に八方美人なんだと思います。

相手がどのような反応をしてほしいか、なんとなく読めてしまうタイプです。


海は果たして、どのような反応をするのでしょうか…

今回もお時間許す限り、お読みくださいませ。

 (うみ):「審判の人数が足りない?」


貴重な学生の昼休み。

私は女サカ顧問の|廣戸(ひろど)に職員室へ呼び出されていた。


廣戸:「確か、(うみ)は審判四級もっていたよね?

今週の市リーグはうちが審判当番なのだが、

遠藤先生が(どう)(※「北海道の略」)の教員講習会で来れないんだ。

もし試合後に都合が良いのであれば、お願いしたいと思ってね。」


市リーグ、もとい札幌市地区リーグは、

札幌市内にあるチームがリーグ戦にエントリーし、

半年間総当たり戦で優勝者を決定する大会だ。

出場チームは、高校の部活から民間のクラブチームと多岐にわたる。

初心者チームでも参戦可能なので、毎年かなりのチーム数となる。


地区リーグの上位互換には北海道予選女子サッカーの部、

もとい道リーグがあり、

これには札幌市にある女サカ3校のうち2校が参戦している。

うちの部は予算の関係上、出場し続けることが厳しいため、

この大会には参加しないのが通常運転だ。

道リーグは北海道各地で開催される大会なので、

移動時間も交通費がばかにならない。

時々、北海道の地理事情を地図のまま鵜呑みにし、

「一日目札幌市、二日目帯広市、三日目稚内市」と、

観光地を設定する関東圏にお住いの方々をTV越しで見るが、

実際にやって見せてほしい。まず移動だけで一日が完了するだろう。

釧路市での開催となった際には、高速道路でも移動に5時間はかかる。

釧路市での試合もある中で、日帰りなんて当然身体が持たないから、

自動的に市内に一泊することになる。


うちの部は弱くはないが、強豪ではない分、部費に限界がある。

そうなってくるとやはり、市リーグで場数を踏むのが得策だし、

何より部費内で収まるように活動できる。

それに、このリーグ戦の成績によっては、

部費やらの待遇が変わってくるので、毎回手を抜かずに挑む必要がある。


市内の大会では、

大抵、その日の試合が初戦のチーム、

あるいはその日の最終試合のチームより決定した代表者が、

審判を務めなければならない。


これまで審判は顧問の廣戸が主審を行い、

副審に遠藤先生(非常勤講師)と尾久(おぐ)さん(外部コーチ)、

四審にゆうなちゃん(女サカOG)が担当してくださっていた。

しかし、今回は遠藤先生が不在となれば、

副審の穴を誰かが埋める必要がある。

それで私にお鉢が回ってきたということか。クッソ遠藤。


海:「副審の報酬って千円でしたっけ?」

廣戸:「そうだね、お小遣い稼ぎにはいいんじゃない?」


部活に所属している以上、

バイトをしてお小遣いを稼ぐということができない。

臨時収入が手に入るのは大きい。

高校性にとって北里柴三郎は、たかが千円、されど千円な存在だ。


海:「やります。よろしくお願いします。」

廣戸:「さすが2年生副キャプテン。

フォローも回答も早くて助かるよ。詳細は後ほどLINEで。」


会釈をし、その場を即座に後にする。


 正直、お金に釣られたことは否めないが、

チームのフォローになっているんだから良いでしょう。

それよりも、対策するべきことがある。副審を行うのは約1年半ぶりだ。


なぜ私が審判四級の資格保持者なのかというと、

中学生時代に所属していたクラブチームで半ば強制的に取得させられたからだ。

まあ、四級審判は講習会に参加するだけで、

取得できる超絶楽勝なライセンスであるということと、

選手たるもの競技規則を熟知していて損はないという方針だったのだろう。

取得してからは、

そのクラブチームの審判登板で四審と副審を何度か経験した。


海:「ざっとおさらいしておきますか…」


決して性格は真面目な方ではないが、

公式戦のために準備しておいたほうが危機管理になるだろう。


 その日の放課後、

部員には審判を行うことを伏せて、通常通り練習した。

集中しているフリは得意なので、

うわの空云々と周りに言われることはなかった。

が、隠す必要もないし、

明日にはサラッと一縷(いちる)には伝えてしまおう。


北海道の春の19時は、

動いているとそうでもないが、立ち止まるとまだ肌寒い。

汗が冷えると、余計にそう感じる。

後ろ風は自分を蹴り、「前へ進め」と告げられているような、

そんな感覚に陥った。

読者の皆様、お疲れ様です。樹所です。

戦場のブラックメア 2stホイッスル 黒の存在【前半戦】いかがでしたか?


海は自分にとって利益となる報酬があれば、頼まれ事を受けるタイプでしたね。

ちゃっかりしているところが、飾ってなくて清々しいなと思います。


ところで話は変わりますが、

皆様先日開催されていたキリンチャレンジカップ、

日本vsブラジルはご覧になられましたか?

歴史的ブラジルからの初勝利を収めた瞬間を私はテレビ越しに拝見しました。

久しぶりにフルで試合を観戦したのですが、

私が学生時代の時より、「攻める」姿勢というのが伝わってきました。

私が記憶しているのは、日本代表はパスで相手の守備を壊すスタイルですが、

今回の試合では、「個の力」でディフェンスを突破するシーンや、

チャレンジするシーンが見受けられました。

もちろん、「個の力」が効果的に発揮されるのは、

パスをつないで相手を翻弄した前提のパワーであることは間違いないです。

しかし、ボールタッチ一回にしろ精度が緻密で、

何度も「うめーー!!」と心の中で叫んでしまいました。


今後の日本代表からも目が離せませんね。またフルで試合観戦したいです。

では、また次回お会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ