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1stホイッスル 私について【後半戦】

皆様、こんにちは。樹所です。

涼しい日々が続いておりますが、体調は崩されていませんか?

季節の変わり目は体調に変化が起きやすい時期かと思います。

かくゆう私も、古傷が痛みます。

皆様も心身の体調には十分にお気をつけて、お過ごしくださいね。


さて今回は、

「戦場のブラックメア 1stホイッスル 私について【後半戦】」

を投稿いたします。

やっと…やっと本題に足を踏み入れるかな…?といったところまでのお話です。


お時間の許す限り、ご覧くださいませ。

 佐渡入さどいり学園高等学校もとい、サド高は男女比4:6の共学である。

全校生徒数は250名。札幌市のE区にあり、最近建て替え工事が完了したばかりの新築である。


サド高は入学した時点で、コースによってクラスが分かれる。

クラスには「総合コース」・「進学コース」・「特進コース」の3つがあり、

1~4組は総合コース、5~8組は進学コース、9組が唯一の特進コースだ。


総合コースは高校卒業後、就職を考えている生徒が所属する。

そのため、資格取得に特化した講座や講習が多岐に用意されており、

勉強しながら就職後に求められるスキルを身に着けることを目指す。

以前講座のラインナップを見てみたら、そこそこ充実していた。


進学コースでは、在学中に進学するか就職するかを決定し、

どちらに重きを置くのかを自主的に考える。

就職であれば総合コースと遜色ないが、

進学コースでは進学に必要な学習も受けられるため、

このコースに在籍している生徒が大半を占める。

幅広い進路がある中で、

視野に入れられる選択肢が豊富なのがいいところだろう。

女サカ(女子サッカー部の略)でもほとんどの選手が、進学コースの生徒だ。


そして特進コースは、

週4で七時間授業+放課後学習を行うガチガチの進学クラスだ。

女サカでは三年生で在籍している先輩はおらず、二年生の私と一縷。

そして今年の新入生では一名在籍することになる。

特進は、学習するための設備がしっかりめに整えられており、

大学進学を目指す生徒には申し分ない環境といえるだろう。


特進に進学して最初の一年は、地獄のような日々だった。

大袈裟に聞こえるとは言わせない。

まず入学して待ち構えているイベントは、特進クラスオンリーの勉強合宿だ。

宿泊施設で一泊二日かけて学習方法の講習や、学力テストを受験する。

学習意欲とクラスの結束力を高めることを目的にしているのだが、

拘束時間が長すぎて、

終盤自分が白目をむいたムンクの叫びのような顔になっていたことを未だに覚えている。

長期休暇にも勉強合宿があり、その合宿の数日後には校内講習週間があるため、

特進であれば、帰宅部でも約三分の一ほどの期間登校することになる。


しかも、特進コースは第2土曜日と第4土曜日に土曜授業があり、

演習科目を四時間分受ける。

そんでもって不定期に日曜日に模試を受ける必要がある。

もし日曜日に模試があったならば、休暇がない学生殺しウィークの完成である。

週休二日制の社会人よりも活動量は多いだろう。

私はスポーツ特退で入学させてもらった身分なので、

日曜に公式戦が入ったらさすがに部活を優先させてもらえるが、

通常練習や練習試合の場合は、模試を優先することになっている。

一縷いちるは学力推薦で入学してきたため、自動的に模試が最優先になる。


併せて、女サカにはオフがほとんどないため、

練習は土曜授業や模試の後に途中から合流する。

部活を終えると、どっと疲労感が身体中を襲ってくるが、

座りっぱなしだった身体、眠たすぎる極限状態の脳みそを休息させるには、

存外この状態での運動も悪いことではないと、、思いたい…。


 平日の今日は、高校一年生の入学式だったこともあり、

久しぶりに校内が賑やかだった。

入学式の日は総合と進学の生徒は授業がなく、特進は4時間目まで通常授業だ。

チャイムが鳴った瞬間、お弁当をかきこみ、

部室は狭いため教室でそのまま部活の準備をする。

スパイクと必要な用具を持ち、

一縷(いちる)と小走りでグランドへつながる非常口を目指す。

廊下を小走りしたせいか、生活課の教師が後ろから何か叫んでいるが気にしない。


運動部あるあるなのだが、

すでに今年入部が決定している一年生は春休みから部活に参加しているため、

あまり新鮮さはない。

強いて言うなら、一応未経験でも入部できるため、

高校からサッカーをしたい人は見学に来るだろう。

その光景だけはいつもとは違う。

現在、札幌市内の高校で女子サッカー部があるのは2校のみだ。

そんな稀有な部なのだから、一見しておこうという思考に至るのも分からくはない。

ギャラリーはフェンス越しにイケメン女子を求める目でいっぱいで、

謎に黒い集合体のようだった。

諸君、マネージャーなら今すぐにイケメン女子と隣り合うことができるぞい。


そんなミーハー女子たちを横目に私と一縷は大音声で叫ぶ。

■海、一縷:「遅れましたーー!!お願しまーーす!!」

■女サカ :「お疲れ様でーーす!!お願いしまーーす!!」

 グラウンドへ入るときは、これを必ず言わなければならない

(礼儀としては結構だが、正直意味あるのかとは思っている)。

こういうのも運動部あるあるだろう。


グラウンドを10周し、

ブラジリアン体操からのストレッチを済ませ、練習へ合流する。

基本的な部活の流れは、

①基礎練習、②パス練習、③一対一の対戦マッチ、

④最後に実戦形式のゲームを行い練習は終了する。

ゲームで負けた方のチームはトンボ掛けを罰ゲームとして課されるため、

全員がそこそこ必死に勝とうとする。

私と一縷は大抵③が始まる寸前には部活に行くようにしているので、

①と②は自主練となるが、ペアでやってしまえばすぐ完了できるメニューだ。


ゲームは10分間、11対11を3チームで繰り返す総当たり形式で行う。

負けたチームが待っているチームと交代し、どんどん試合をしていく。

待っているチームは見学しつつ、体幹トレーニングやスクワットをするのだが、

トレーナーからは容赦ない身体強制が入るので、

見学よりむしろ試合をしている方がよっぽど楽だ。


うちのチーム分けは、基本的に監督が指示を出す。

私は3年生中心のチームに入れられ、今回のポジションは左のウィングバックだった。

今となってはオシャレに聞こえるこのポジションのネーミング。

もともとは「サイドバック」というように言われていたが、

今のサッカー界の「攻め型思考」の流行のせいで、

さらに攻撃的なポジションとしての要求が増えてしまったが故、俗称が変化した。


サイドバックは守備にも攻撃にも参加する、せわしないポジションだ。

日本代表でいうなら、長友選手や内田選手がいそうなポジションといえば伝わるだろうか。

動きとしては、平たく言ってしまえばチェスの「ルーク」のような動き方をする。

ディフェンスラインを気にしつつ、オフェンス時には縦への爆発的なビルドアップを試みる。

かなりの運動量が必要なポジションではあるが、

攻撃にも守備にも参加できる退屈しないポジションのため、私は結構気に入っていた。

しかし、ウィングバックともなると守備は大前提とし、

攻撃に積極的にかかわらなければならない。

ほどほどの攻撃参加が嬉しい私からすると、いらない流行だ。


今でもサイドバックというように表現される場合もあるが、

TV中継の解説を聞いていても、サイドバックという表現はほぼ聞こえなくなった。

まぁ、、文句はいってられない。

ボランチやセンターバックよりも視野角度が比較的狭いので(私の個人的見解)…。


ゲームを行い、一番成績が芳しくなかったチームがトンボ掛けを終えたら、

顧問から今日の練習のフィードバックや今後の共有事項を話され、今日中の部活は終了。

そこから帰り支度を済ませ、帰路に就く。


一年生の時は、毎日のスケジュールがひっ迫しており、常にしんどく感じていた。

しかし、人の慣れというものは怖いものだ。

半年を過ぎたくらいから、それが日課となり、今となっては日常そのものだ。

まったくもって規則正しい生活である。

 そんな日常の中にも、イレギュラーが起こったのは、高校二年生の春の終わりごろだった―。

皆様、本日もお疲れ様です。樹所です。

1stホイッスル 私について【後半戦】いかがでしたでしょうか?

海と一縷が在籍しているクラス、部活のことがだんだん明瞭になってきましたね。

次回、海に何が起こるのか私も楽しみにしていようと思います。

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。


話が逸れるのですが、先日熱海へ一泊二日の旅行へ行ってきました。

初めての熱海で見るものすべてが新鮮でした。

熱海の海と山が近しい地形に、地元の小樽市がふと思い出されました。

でも熱海へ行ったのに、熱海プリンを食べないで帰ってきてしまったんです…無念…。

またリベンジがてら、訪れたいものですね。では、次回。

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