幻想の地にて
架空の悪魔とは言えどそれぞれのレベルによって強さや階級が存在する、勿論それらばかりが全ての指標と云うわけではないものの社会性は秩序の上に成り立つものである
1~15レベルの下級悪魔、20~30レベルの中位悪魔、40~50レベルの上位悪魔、60~70レベルの悪魔騎士、80レベルの悪魔貴族、レベル90の大悪魔、100レベルの最上位悪魔という形でそれぞれ階級が存在する
しかし強いだけでは組織を纏めることは出来ない、現に万年城[ミレニアム]に住むパラファラピヌのリーダーであるギア自身の戦闘力は80レベル程度で他のメンバーの方が普通に高い、しかし他の強力な諸侯も彼女の言葉は素直に聞く者も多い
また階級とは別の権威のパラメーターにどれだけ強力なNPCを生み出せるのか
その他にどれだけ強大な拠点を持っているのか等、単にレベルが高くて強いだけでは評価は半分である
拠点のランクは神殿が最も拠点としての能力が高くそれに続き国家や宮殿規模のものが高い評価を持ち、続いて城や要塞に塔から街へと評価が下がって行く、変わり者には灯台に住んでいる者もいる、因みに万年城は城とついているが区分的には宮殿規模に分類される
拠点の規模によってNPCを生み出せるポイントに違いが存在しており最低200ポイント、最大1800ポイントが存在するが何故そのようにポイントで生み出せるのか、そのメカニズムはよくわかっていない
道具にも等級があり最下位から最上位までが人間が造り出せる限界の道具でそれ以上の物は遺跡扱、聖遺物扱、伝説扱、これらは漂流者が持ち込んだ前大戦の遺物であることが多くこの世界の人間の技術力では再現不可能と言われている
その他ごく稀に長い間使われた道具に神秘が宿り古代扱に格上げされることがある、古代扱は古ければ古い程に神秘が強くなり等級が高くなる、また神代の時代に創られたと伝わる神器扱と呼ばれるものもあり、大体は国の至宝や秘宝と呼ばれている
魔法は階悌が存在しておりソレ等は威力よりも生まれた魔法が古ければ古い程に神秘が増して強力になる、逆に新しい魔法は年月を掛けなければ階悌は上がらない
その関係上長く生きた種族の魔法や異能は強力である場合があり年齢が強さに良くも悪くも影響をもたらす場合がある
その他に技能と呼ばれる職業よって得られる特別な技術や種族固有のモノや長く生きたことで変異することもある
ヴァンパイアやパラファラピヌは得意とする異能によって~候と云う二つ名をつける習慣が存在する(無論例外も普通に存在するが)
元々はそういった概念は存在しなかったが漂流者が世界の理を歪めたことで現在の世界へと変化した歴史がある