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たぶん...悪役令嬢だと思います  作者: 神楽 紫苑
第2章 私リリア!学園に通うの。
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本命チョコとヒヨコさん

今日も今日とてチョコ作り!

本日も男子禁制でございます。


ふんふーんと鼻歌混じりにガナッシュ作り。

チョコを細く砕いて、温めた生クリームを注ぐ。

これで簡単にチョコは溶けてしまうのだ!

艶めくチョコレートは既に美味しそうだけど…我慢我慢。

何種類か作る予定なので幾つかのボウルに分けておく。


一つのボウルは氷水に当て、ゆっくりと混ぜながら固さを調節する。

バットにクッキングシートの代わりのバターを薄く塗って、そこに2本のスプーンで取り分ける。

暫し冷蔵庫でお休みくださーい。


アーモンドをローストして粉々に砕いた物を次のボウルへ投入!

これだけで美味いやつ…我慢我慢!

その後は一つ目のボウルと同じ工程で、こちらも冷蔵庫へ。


先ほどのアーモンドの代わりにドライフルーツを砕いた物でもう一品。


次のボウルを氷水に当て、今度は少し固めに冷やす。

棒状に広げて…そのまま冷蔵庫に入れる。


こんなもんかな?

あとは仕上げの時のバリエーションで少しだけ変えてっと!


再びチョコを溶かす、これは仕上げ用のやつ。

ココアパウダーも準備して…

最初に冷やしたやつから順番に仕上げていく。

コネコネと手で転がしながら形を整えて、フォークを使ってチョココーティング。

もう一つはココアパウダーの上で転がす。

最後の棒状のやつは包丁で乱切りにしてココアパウダーを塗して完成だ!


箱をズラッと並べて一つずつ丁寧に入れていく。

一箱に6個入るな…最後の一つはランダムにしよう!

少し大きい2箱は8個入るみたい。

何だか特別感が出ますな!


これで完成!

あとは、保冷箱に入れて領地に持っていく分と別邸用と分けておく。

保冷箱はお祖母様がバレンタインのために用意した物だ。

「リリアの魔力を入れて使いなさい…加減しながら入れないと凍るわよ?」

と恐ろしい事を言われたので事前に使って魔力量を確認しておいた。

凍ったら美味しくないよね?どうなんだろ?



ふっふっふっ…

バレンタインの準備を終えた私だが、ここからが本番!

これから作るのは私専用なのだよ!


不適な笑いを漏らしながら、厨房の片隅でチョコレートを削る私。

実に怖いな。


ふと…目線を上げれば作業台の反対側に頭が見える…?

……金髪?

ヒョコヒョコと覗き込もうとしては、届かない。

なんだ…ヒヨコか…ってそんな訳あるかーっと一応、心の中でツッコミを入れてから私は木で出来た踏み台を持って反対側へと移動した。


反対側にいた可愛いヒヨコさんは私の顔を見るなり、真っ青になって逃げ出そうとしたから…とっ捕まえる。


「見たいんでしょ?」

作業台の前に踏み台を置くと、ヒヨコさんは顔を上げた。


落っこちそうな程に目を見開き、リナリアは驚いた顔をして私を見た。

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