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はなやぎのつけてうるいのしくもえで

享永八年、冬の寒い日の朝。


ちゃぷ、ちゃぷ、と、水気を音する所。


ささく、っぱ。ささく、っぱ。ささくーー。


「ーーふう。こんなものか。ではーー」


澄んだ汁の入った樽のかかりを持ち、運ぶ。


こうけの御上げをあけたその人、ざるを持つ。


残された樽に昆布で取り冷ました汁、塩、少しの御砂のとうきつを入れ、回祈す。拝。了。安。


あくけた白菜込みの清漬けを、水の気をきらすくて樽に放し、終えて回々祈。拝再。了。安甚。合・袂。ーー完の了す。


もんさーん、ちょっと来てー。


この御人、つけものをつけては送りくるも自らも食すこと久しいさむらいにて。


門衛門左衛門ノ丞一の輔様にあるやしく候。

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