魔王の部下に会いました。
ということで、マリーちゃんの弟子になりました。
バッ あれ?何か気配を感じた気がしたけど気のせいか……?
「まぁ、いいか。さっさと帰ろう。」
『びっ、ビックリしたぁ……。まさか気配を察知出来るとは思わなかったな。レベル差があるし、予想外だった。』
(木の影にマリー・スウェルテウォッチは隠れていた。)
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昨日のは、ホントに何だったのか……。
「なぁ~、シロガネ~~ホントに何なんだったんだろうなぁー?」
『シャー?』
……やっぱりうちの子天使だわ。何言ってんの?って顔してるその顔マジ天使。
気配がした後、警戒しつつもちゃんと家に帰り着いた。
そしてアプルの実を食べた後、念のため寝らずに朝を迎えたのだ。
「まぁ、無事に朝を迎えられた事だし、よかったよかった!」
『ホントにねー。よかったわね~♪』
「そうそう!!昨日はどうなる事かと…」
……!!?アレ!?この人誰だっ!?
『フフフ♪ 警戒が足りないんじゃない?私、こんな近くにいたのに~♪』
「……あんた一体誰です?」
『ん?私?そうだった!まだ挨拶もしていなかったわね。』
『初めまして♪ 私の名前は、マリー。マリー・スウェルテウォッチ♪』
『よろしくね、黒野修羅君?』
!!? なんでこの人、俺の名前を!?
知る術はないはず。
……違った。この世界には、【鑑定】があったんだった……。
『あなたさー。鑑定系の最上位のスキル持ってるよね?そんなに私の事が気になるなら鑑定してもいいよ……?』
……。
「いいんですか?あなたのスキルとかも、ばれちゃうけど。」
『いいの、いいの!!私あなたと敵対する気ないし!』
……じゃあ、遠慮なく。【神眼】
【名前】マリー・スウェルテウォッチ 【種族】悪魔族 【年齢】1280歳
レベル 380
【称号】不幸なる者 黒の魔導師 超越者 魔将軍 復讐を誓う者 忠誠心 魔王の信頼
【HP】13800/13800 【MP】23000
【スキル】金剛力 全属性魔法 白神
【特殊スキル】魔眼 武器召喚 受け渡し
……ちょっとまてーっ!!!何このステータス!!!桁が一つおかしい!
そりゃ、気配に気付かないはずだわっ!
【マリー・スウェルテウォッチ】・・・・魔王クローバードの配下の一人。魔将軍として魔王に忠誠を誓っている。魔王の部下の中でも三本の指に入る実力者。
【悪魔族】・・・・魔族の一種。現在、マリー・スウェルテウォッチしか悪魔族は居ない。他の者は、勇者に全員殺された。
【称号】不幸なる者・・・・この称号で彼女の人生が分かる。度重なる不幸が彼女を襲った。
【称号】黒の魔導師・・・・魔族で尚且つ、高い技術がいる魔法を扱う者に与えられる称号。
【称号】超越者・・・・レベル100を突破した者に与えられる称号。全ステータスに+800の補正あり。
【称号】魔王の信頼・・・・魔王クローバードの加護。魔王の強力な技を一日に一度だけ使う事が出来る。
……魔将軍と復讐を誓う者、忠誠心は、最初の説明で分かった。
この女は、どうやら魔王の配下らしい。
でも、なんで…
『なんで、俺の所に?って顔してるわね。見かけて気になったのよ。勇者の城で見かけて。……やっぱり私の勘は当たった。あんた将来有望だから、私の弟子にしてあげる♪』
「……って、何言ってんのっ!?急に来て弟子になれってあんた……」
なんつー上から目線……。
でも待てよ?コイツは仮にも魔王の部下、断れば命はないんじゃ……?
「……分かりました。弟子にならせて頂きます。」
『アラ?何故、急に敬語?別に断ってもいいのよ?』
「えっ?マジですかっ!?」
『断ったら、私何度でもここに来るし。弟子になってくれるまで♪』
それはそれで面倒だな……。
『あなたにも悪い話じゃないと思うけど。私は仮にも魔王様の部下で、尚且つレベルも300以上だし。……どう?弟子になる気ない?私の弟子になったら、あなたもっと強くなれるわよ。』
確かに、コイツは強いし下手に出てくれてる内になっといた方がいいよな……。弟子に。
機嫌損ねて殺されたらどうしようもないし。
「……じゃあ、よろしくお願いします。」
『あら?受けてくれるのね?こちらこそよろしくね♪黒野君。』
……こうして俺に師匠?が出来た。俺マジでどうなるんだろ……。
天川さんは天使だが、シロガネは大天使。シロガネに、主人公デレデレだな‥‥。
【マリー・スウェルテウォッチ】見た目は、美しい長い黒髪に金色の瞳を持った妖美な美人。スタイルも抜群である。 身長178cm