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ご 最弱と最強と……

1ヶ月半くらい間が空いてしまい本当に申し訳ないです…

次回予告に少し付け足しました。

では、どうぞ!



それから俺とラファは順調に勝ち進み、決勝。しかも勝った方がクラストップとなる。1組優勝数3。3組優勝数3だからね。


「君が桐生理央君か。やっと君と戦える日がきたと思うと、ワクワクしてくるよ」


「…最弱なのでお手柔らかにお願いします。最強様」


「ああ、楽しもう。な、イザナミ」


イザナミか。神意持ちは厄介だ。武器は使い魔とそのマスター共に長槍。間合いに入れればいいが、その間合いにどう入ればいいのだろうか。


「行くぞラファ。勝てる気しないけど勝つ気で行く!」


「うん」


『決勝戦。戦闘、開始』


迷ってる暇はない。速攻だ!


「ラファ!」


俺は合図を送ると同時に突撃する。


「イザナミ、焼け」


桐谷さんの合図でイザナミが槍先をすっと上にあげたその瞬間、赤紫色の炎がラファの氷の槍を溶かしていく。

ラファは頭が良いここからは氷を使わないだろう。俺はそんなことを考えながら止まることなく突っ込む。ラファの水の加護があるため多少火の耐性がある。


「ラファ!行くぞ!」


「うん!」


ラファは俺の合図で数歩先の足元に氷の突起が生成される。それに両足をかけ、蹴る瞬間、ラファが氷を爆発させ、俺は急加速に成功する。


「ッ!やるじゃないか!」


「そりゃどうも!」


俺はラファの援護を受けながらなんとか2人の槍を捌ききる。だがこのままじゃジリ貧だ。

頼むラファ!一手だけでいい!俺も驚くほどの不意をついた攻撃を!

剣戟は激しさを増していく。ラファの援護があるが押されてるのは確実。

…なんとなく、勝ちたい。最強に勝ったらどうなるのか、知りたい。それに少しばかり、ラファにいい所を見せたい。

刹那、左目が《える》ようになった。

分かる。《える》。

俺は桐谷君の連撃を掻い潜り、そして一歩後退して、もう1度踏み込む。


「ふっ……!」


「ッ!」


よし!弾いた!あと1歩踏みこーーーむなっ!

俺は体を捻る。すると背中スレスレで水の槍が通過する。危ない。《え》てなかったら俺に刺さってたっ!本当にナイスだラファ!

俺は桐谷さんが水の槍を弾じく前に後ろに回り込み、弾いた瞬間、斬りかかる。ラファの水の槍のお陰でイザナミも足止めを食らってる。届けッ!そう願った瞬間、パリンパリンと防御膜が壊れた。その瞬間、左目が暗転する。


『勝ったのは、1組の桐谷君です』


誰もが戦慄した。誰もが桐谷さんの圧勝になると予想していたから。コンマ1秒。コンマ1秒だけ遅かったのだ。攻撃が届くのが。


「君はすごいね」


「…俺が?」


「ああ。だって、これまで何度も防御膜模擬戦をしてきたけど初めてなんだよ。壊されたのが」


そして俺を見てニヤリと笑った。それは決して俺に勝ったことによる笑いではない。

好敵手を見つけた喜び。


「そうですか。じゃあ俺はこのことを自慢の1つにします」


「嬉しいよ」


その一言を言い、最強はその場を去った。


「…」


何だろう。何か変な感覚だ。


「りお?」


「ああ、いや。何でもないよ。しっかし、惜しかったな」


「うん。りおはわるくないよ?」


「ああ、ありがとう。本当にラファは良くできる子だなぁ」


そう言って撫でてやる。するとラファが俺の胸に飛び込んできて脱力した。眠い時のサインだ。俺はラファを抱っこし、会場を出た。そして涼音と一緒に帰った。


***


帰宅後、俺とラファはとある儀式を行わなければいけない。


「ラファそろそろ、いいか?」


ピクリッとラファが反応する。


「…うん。きて、りお」


「っ…でも………」


「だいじょうぶ。わたしりおのことしりたいしわたしのこと、りおにしってほしい」


「…分かった」


俺は深呼吸をし、ラファの頬に手を当て、少しずつ顔を近づけていく。そしてーーー


「《リンク》」


おでこをくっつけ。儀式を行う。そう、定期的な記憶共有だ。

お、送られてきたぞ。すんげえ好印象ですんげえ嬉しい。


「りお」


「ん?どうした?」


「きすしたいの?」


「……………………………へ?」


え?何だ?何でそんなこと聞いてくるんだ!?


「だってりお、わたしときすしたいなっておもってた」


え!?待っていつだ!?いつ俺が………あ。金曜日。


『「ラファ、こっち向いて」


俺がそう言うとラファ目を瞑り、顔を少し近づけてきた。何だかキスする前みたいだ。実際にキスしたいなとか思いながらラファの口を拭き、頭を撫でた。』


あん時かああああああぁあぁああぁぁああああああああぁあぁああぁあああぁ!!!


「あ、あれはそのっ!じょう…」


「する?」


…………は?


「いや待て!キスって何するか分かってるか!?」


「りおのきおくのなかにあった。くちびるどうしをあわせるやつ……する?」


くっ!これは、試されているッ!使い魔使いとしての覚悟がッ!


「ぐ…ぅあ…〜〜〜!いや!やめておく!」


「よくできました」


ラファに頭を撫でられる。あぁ!ご褒美だっ!癒しだっ!

…今度から気をつけよう。


「…ご飯にしようか」


「うん!きょうはなに?」


「唐揚げだよ」


「やったぁ!」


***


翌日。俺がラファと涼音と一緒に学校へ行くと、校門で仁王立ちしている存在がいた。


「待っていたよ。理央君、僕と君の2人で話せないかな?」


「涼音、ラファと一緒に先に教室に行っててくれ」


「分かった。行こ、ラファちゃん」


「うん」


しばらくラファが遠くなるまで見て、見えなくなった所で桐谷さんに向き直る。


「何の用でしょうか桐谷さん」


「そんなに警戒しないでくれよ。あと同学年だ。悠と呼んでくれ」


「じゃあ、悠さんは何しに?」


「さん付けか、まあいい君がよければだが、友達にならないか?」


「……………へ?」


「いや何?女の子とは仲良くなる機会が多いけどその分男の子と接する機会が無くてね」


自慢かよ。


「で、どうかな?」


「まあ俺でよければ」


「おお!よかった!これからよろしくね。それで、本題なんだけどね」


友達になるのが本題だったらびっくりだよ。


「はい」


「理事長先生から情報を貰ってね。世界大会の選手を決めるそうなんだ」


「はあ、それで?」


「それがね、3人1組。使い魔を合わせて6人かな。で、出るんだ。良ければ僕と一緒に出てくれないか?」


そうなのか。悪くない話だな。


「もう1人は?」


「天羽涼音さん、だっけ?あの子が理想かな。あの銃の腕は僕が見てきた中でピカイチだっ!」


あ、ならいいかもな。


「分かりました。お受けします。ついでに涼音も誘ってみます」


「おや、仲がいいのかな?少し焼けちゃうなぁ」


ゾッとした。なんか、こう………とにかくやばい。


「まあ、友達です。では聞いてきます」


「ありがとう。では放課後にここに来てくれるか?」


「了解です」


「今日のLHRで僕がした話がされるよ。その後が1番いいね」


「分かりました。では」


***


LHRは悠さんが言っていた通り、世界大会に参加するのを目標としているとかなんとか言っていた。

そして放課後。


「涼音」


「ん?どうしたの?」


「さっきの話なんだが」


「ああ、世界大会?」


「そう。あれ、3人1組じゃん?」


「うん」


「俺と桐谷さんと組むことになったんだけど、涼音に、あと1人として入って欲しいんだ」


そう言うと涼音はうーんと考える。


「私でいいのかな?」


「桐谷さん涼音の銃の腕を褒めてたよ。是非一緒にって」


「理央君出るんだ」


「ああ」


「じゃあ出る」


じゃあってことは俺が出ないって言えば出ないのかな。


「そっか。じゃあ顔合わせに行こう」


そう言い、朝に悠さんと話した校舎裏へ向かった。


「悠さん」


「ん?おお、天羽さんは参加してくれるのかい?」


と、期待に目を輝かせる。

涼音は一歩前に出て、少しぎこちなく挨拶をした。


「よ、よろしくお願いします」


「うん。早速だけど僕と付き合ってくれないかな」


「ぶふっ!?」


何言ってんだこの人って目がマジだ!…悠さんイケメンだし、もしかしたら…なんて。


「私、理央君にぞっこんなのでごめんなさい!」


「ぶふっ!?」


「そうかそうか、理央君に負けるなら仕方ないね。それではこの話は終わりにしてっと、僕はね、夢があるんだ。恥ずかしいから言わないけどね。2人はあるかい?夢」


「あります」


と涼音が即答した。そして、悠さんの視線が俺を向く。


「夢はまだ無いけど、必ず達成しなければならないことがあります」


「おお、なんか壮大そうだな。聞いてもいいかい?」


「自分は言わなかったのに?」


「それが僕なんだよ。自分のことは言わなくても、興味のあることは聞きたい。僕は今誰よりも君が気になるんだよ」


じゃああの告白はなんだったんだと、思ったけれど、それを飲み込んで分かりましたと言った。


「俺は、母さんが本当に事故死なのか。何で父さんは俺を捨てたのか。左目は本当に元々見えなかったのか。それだけが知りたいんです」


「君は君自身の記憶を疑っているのか」


「………はい」


「………面白い。ますます興味が湧くよ。じゃあ、皆それぞれに色々あるみたいだね。その為には強くならないとかな?」


悠さんが問う。俺と涼音はほぼ同時に頷いた。


「それじゃあ強くなって夢を叶えたり、目標を達成しよう。そんでもって世界大会に行って優勝しようか。世界大会優勝はおまけだと僕は考えているからね。よぉし、頑張ろう」


「「お、おー」」


「はははっ、有意義な時間だったよ。これからよろしくね。じゃ」


と、走って去った。


「……涼音」


「はい」


「返事、しなきゃかな?」


「うん」


「…俺も涼音が好きなんだと思う。でも、さっき言ったけどさ、俺には必ず達成しなければならないことがあって、そのことで頭がいっぱいで、他のことがよく分からないんだ。だから、待っていて下さい。必ず達成して、ごちゃごちゃになった頭の中整理するから」


「……うん。分かった。それでいいよ、私も告白する気全くなかったから今オッケー貰えればラッキー程度に思ってただけだしね。じゃあ帰ろっ!一緒に」


不安だったが、涼音の美しい笑顔を見て少しホッとした。完全に不安が拭いきれなかったのは、彼女の笑顔が作られたものではないかと疑ってしまったからだ。


「ああ、帰ろうか」


「あ、ラファちゃん抱っこさせて」


「うん。いいよ」


あまり長くは待たせられない。早く何か情報を掴まなきゃ。今現在じゃまだ2つしかない。理事長に頼んでみようかな。



これからは地獄の道を行くだろうと、覚悟した。何となく、そう思ったから。


ようやく大きく動き出そうとするかなっ

理央が掴んだ情報とは?次回にはもう出しちゃうか。

次回「迫る影」

……これほぼ100%変更すると思う…………

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