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ぷろろーぐ 使い魔使い生活の始まりと平和の終わり?
こんなことになるとは思っていなかった。
いや、だってさ。チョコレートだよ?
チョコレートで、SSS級の使い魔来るなんて。
誰が予想できるものか。いやいないだろう。
「あなたがわたしのますたー?」
幼女の真っ直ぐな瞳は俺を凝視していた。
その視線がなぜか、怖い。
なんで?こんなに可愛い子なのに、怖いと思うんだ?
俺はしばらく何も言えずにいた。
でもいつまでもそれじゃだめだ!
「君は?」
「わたしは……………………らふぁえる」
「よろ、しくな。ラファエル。…俺は桐生、桐生理央だ」
何かが始まり、何かが終わった気がした。