第11話 迷子の迷子の仔猫ちゃん第5話
「う~、見つからへん」
額の汗をぬぐう動作をしながら、空を仰ぎ見る、いろは街に向かう道中でみつかるといいかなと、思いながら探しているのだが世の中そんなにあまくない、黒や三毛の猫ならみかけるが白毛の猫はこの世からいなくなったのではないかと思うくらいに見かけることはなかった。
「あかん、喉かわいた」そういうとココアは近くに自販機をみつけてお金をとりだす、自販機には"100yポッキリ"かかれている、少しオトクな自販機であった。
「はぁ~生き返るわぁ~」満面の笑みで呟くココア、ピーチネクターの甘味は太陽の陽射しで消耗した体力を幾分かは回復させたようだった
ジュースを飲み、気持ちよくのびをして前をみると、1台の1トントラックが目にはいる。
そこには"宇宙ウナギの養殖は銀河養殖場!!"と長めのキャッチコピーが書かれていた。
「せやな、ウナギの匂いにつられて探してる猫ちゃんも、きてるかもわからへんよっしゃ、聞き込みにいこかー!」
自分がウナギが好きだから、他の猫もきてるハズ!という謎の確信と自信を胸にココアは銀河養殖場に進路をかえるのであった。




