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クソ会社の面接受けることになったけど実は異世界の面接会場だったせいで面接官は頭がおかしかった!?

ホラー小説です。

心臓の弱い方と、ホラーが苦手な方はあらすじだけ読むことをおすすめします。。。



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ここは鉛筆と健康食品を販売している会社、トンボや。

俺は書類審査で不採用となったが、敗者復活戦争を設けるという書類がクソ大変な日に届いた。恩着せがましい文つきで・・・・


「ここが面接会場・・・書類だけで見ると左藤っていう人事担当者は相当常識が無い様だけど・・

文からは人生勝ち組な自分ヒュ~~って感じが読み取れるしよっぽど重役のおじさんなんだろうなあ・・」


「次の方入って!じぇじぇじぇ!!!」


「失礼します。(あれれ?ただの常識の無い若造みたいに見えるぞ・・)」


「そういうのいいからっ!」


「すみません。(こいつ一人で今年の就活生相手にしてるのかな・・?そうじゃなきゃあんな書類を大勢に送る許可が出るわけないもんなあ・・・もしくは左藤以外の人事部社員もあんななのかな・・?勝手に送ったのかな・・・)」


「謝ってる暇あったら早くして!こっちは後500人面接しなきゃいけないんだよ!なんなら今退室しても大丈夫ですからね?」


「いえ。お願いします。」


「ちょっと!何座ってんの!人が許可する前に座ってんじゃないの!!仁王立ちしてウルトラマンのポーズみたいのしてもいいのはこっちなの!左藤だけなの!」


「すみません。」


「で?」


「はい?」


「・・・どうぞ?考えてきたんでしょ?その先は言う必要ないですよね。自分で考えてみてください。」


「え・・」


「伝える努力はしてくださいね。伝えるって本当に難しいです。」


「あの・・」


「はあ・・じゃあ鉛筆と黒酢どっち作りたい?」


「・・KUROZ!そんなKUROZUを作りた~~い!」


「じゃあ、KUROZのあいうえお作文作れますよね?」


「えっと・・・

 K!心温まり幸せになれる!

 R!らっぱり黒酢が一番!

 Z!ずば抜けて学生のことを考えてる!ブイッ!」


「どこ住み?」


「九州です」


「やる気があるなら九州からでも来れるでしょ?」


「YARUKI!YARUKIがあるから働きた~~い!」


「不採用!」


「え!?」


「HUSAIYOU!やる気があっても入れな~~い!」


「そんな!友達と練習して・・・YouTubeで顔と本名まで出して・・大学のみんなの意見を聞いたり・・

あ!トンボやのcmも作ったんですけど!私が演出・台詞・歌・振り付け・・」


「そんなの可愛い女子っぽいサムネのしか見てません。ブスと男は見てません。トンボやってどんな会社?とかでしょ?

私は男女差別はしませんが、男女の区別はします。

男として、こんなことでテンション下げてはダメですよ! 」


「・・・あの」


「貴方にも言いたいこと、不満があるのは重々承知しています。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています。」


「うう・・聞いてねえだろ・・・」


「頑張れ~!(お父さん」


「いたのかお父さん(笑)

・・・面接官~!」


「いぇ~い☆なに?」


「わっ!!!」


「なに!?警備員呼ぶぞ!!?」


「サプライズや相手を喜ばすことが大好きなので!」


「な~んだ、どっちにしろ敗者復活戦のメンバーから選ぶ気はないけど・・・」


「え!?」


「な~んだ、どっちにしろ敗者復活戦のメンバーから選ぶ気はないけど・・・」


「え!?そんな!トンボやが第一志望です!

トンボやの社員の皆様と一緒に働きたい!絶対にトンボやに入社したい!」


「君ねえ・・そんな動画作って入社したところでろくな会社じゃないしろくな社員もいないよ?

社会に出ると本当にもっともっと大変なことありますよ?

それでも歯を食いしばって頑張ることできっと道が開けてきますよ?」


「それは不採用ということですか・・・」


「面接に合格しないと選考に進めないと私が言いましたか?

私は今はどんなことを言いましたかぁ~? 寝てたんですかぁ~?ね・て・た・ん・で・す・かぁ~?」


「また別の会社の面接か・・・」


「直接的な力にはなれないですが、

私自身も、この後土間土間で飲みなので・・・」


「じゃあもう帰ります」


「帰りたきゃ帰って構わんよ?

ただ、今すぐ帰りたいなら、非常に厳しい条件をつけさせていただきます。

その条件とは1点だけです。1点ですよ?1点!

懸賞で私にMacBookairを当てて下さい」


「無理です」


「男として、こんなことでテンション下げてはダメですよ!

懸賞が当たった方は運もありますが、蛍光ペンで線を引くなどそれなりの工夫や努力をしてます。

もし当社を第一志望に考えているのであれば、

まだまだ諦めるようなことはしないで欲しいです。」


「もう考えてません」


「人の人生を決められるって、素敵やん!?」



後日、この面接官である左藤はクビになった。会社もつぶれた。(やっぱりね!)

さらに、ネットに住所が流出してその後行方不明になったらしい・・・・






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