第6話 樺太の購入
1900年
統合社会保障ファンドの資金より樺太全島をロシアより2000万円で購入
ロシアは
・皇室外交による親密化
・シベリア鉄道建設費の負担
・植民・駐屯維持の慢性的赤字
・バルト海艦隊の近代化費用
・欧州情勢(バルカン不安)への兵力集中の必要性
等を理由に快諾
《ロシア側の覚書》
「この取引は日本帝国の領土拡張のためではなく、日本国民の将来基金による“公共開発事業”であると理解する。我が国としても極東開発の協力者を得ることは利益である。」
《伊藤博文》
「戦わずして得る。これぞ真の国益なり。」
《大隈重信》
「砲艦一隻動かすことなく北の守りを得た。
これぞ文明の戦い。鉄と火薬より、帳簿と印章が国を動かす時代が来た。」
結果
・石炭・森林・漁業の大規模開発
・真岡・大泊を中心にエネルギー基地化
・インフラ投資(鉄道・道路・港湾)でファンドの高利回りを確保
・日露で樺太・沿海州の経済協力区域を設定
・人員・貨物の往来が自由化
・ロシア炭鉱・日本漁業の相互事業化
“土地を買収し、価値を引き出す”モデルが広く示される
海軍は樺太を購入したことにより、宗谷海峡・間宮海峡も行動範囲となったが、同海域は世界有数の視界不良海域であり、事故多発
濃霧・悪天候に影響されない「電波反射による距離測定装置」 空気中より伝達速度の速い「水中音響」が海軍技術研究所や田中製作所、芝浦製作所などの民間エンジニアリングにより最優先テーマとしてとりあげられ、早期に航法・対衝突用の電波探信儀、電波航法、水中聴音機の開発さる
後に日本は早期電波航法、電波探知機、水中音響探知機の先進国となる
「霧は脅威にあらず。見えぬなら、見る術を作ればよい。波を聴く耳とる目が国を守る。」




