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第16話 東方エルサレム建国

1921年

日英露(ロシア帝国東領)同盟継続

安定した国内景気により原敬暗殺発生せず


済州島、鬱陵島、竹島を朝鮮より2000万円で大陸への防衛線として購入


《東京経済新聞》

「武力によらず、資金と外交によって国防線を確保するとは、まさに近代国家の姿である朝鮮側にとっても現金収入は近代化の資本となり、日朝双方に利益をもたらす英断である。」


1922年

世界中のユダヤ人が山東半島に集まり英国主導により「東方エルサレム」建国

安住の地を得たためイスラエルは建国されない

英国は生意気なアメリカからユダヤコミュニティを奪える!と乗り気


《ニューヨーク・ヘラルド》

「ユダヤ人の資本と頭脳がアジアに流れることは、米国にとって重大な損失だ。ロンドンと東京が組み、ウォール街の影響を削ぐ計画だとすれば、それは“静かなる経済戦争”の始まりである。」


《渋沢栄一》

「ユダヤ人は金融と科学の才を持つ民族だ。

彼らが東洋に根を下ろすことは、商業と学問の双方に無限の利益をもたらす。東京・ロンドン・シベリア・東方エルサレム――この四角は世界経済の新たな軸となろう。」



英国はアメリカに対する金融的主導権を維持。

日本は山東にユダヤ資本・人材を呼び込み、科学・金融・医薬分野の飛躍的発展。

東アジアに「四文明共存圏アングロ・ジャパニーズ・スラブ・ユダヤ」が成立。

米国は国際金融・外交で孤立傾向に陥り、“白人主義的孤立主義”を強めていく。

 


当初よりユダヤ人と漢民族との民族的イザコザだけでなく、ユダヤの拡張主義により、紛争が絶えない

中国の不満は自然とユダヤと建国した英国に向く


《ロンドン・タイムズ》

「文明の礎は寛容にある。しかし、山東では寛容が力に屈した。英国の導きが足りぬという非難は、まさに帝国の威信を試すものである。」


日本は敢えて東方エルサレムの拡張主義に目をつむり不安定化させる事により、日本に頼らざるおえないシチュエーションを作り出し日英同盟をさらに強化

東方エルサレム、中国の力を浪費させ突出した繁栄を抑制

アジア唯一の安定国として日本はハブとして英国からの資金が自然に流入する


以後、東方エルサレムは日本の大陸の防波堤として機能


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