第15話 戦後処理
終戦後、ドイツ帝国の太平洋の植民地である、山東半島、ニューギニア島北東部とビスマルク諸島、サモア諸島、カロリン諸島、パラオ、マリアナ諸島(グアム島を除く)、マーシャル諸島、ナウルを得る
バルフォア宣言を知った日本は山東半島を英国に譲渡し、ユダヤ人国家を英国主導にて建国させ、中国への防波堤とする作戦を立案
同時にアメリカからのユダヤコミュニティの引き剥がしをはかる
「大戦終結により、日本は太平洋の広き島嶼を掌握せり。然れど山東半島は英国に譲渡し、バルフォア宣言に基づきユダヤ人国家建設を支援す。是れ、中国への防波堤となし、米国の金融基盤よりユダヤ資本を引き剥がす策なり。」
1920年
大陸に進出していないため尼港事件は起きず
山東半島にユダヤ人国家「東方エルサレム」の建国を条件に英国に譲渡
《ロンドン・タイムズ》
「山東の地は、太古より交易と文明の交わる場所であった。今やそこに“東方エルサレム”が誕生する。ユダヤの知恵と英国の秩序が手を結ぶ時、東洋の未来は新しい光を得るであろう。」
《ハイム・ワイズマン》
「アジアの大地に我らの夢の礎を築くことを許されたのは、神と人類の慈悲である。この地を“東方の光”となし、全ての民と平和を分かち合おう。」
戦費(債務)に苦しむ英国のため、フィジー、トンガ、ソロモン諸島、ギルバート諸島、ツバル、ニューギニア南部、クック諸島、ニウエを購入する
英国の財政は悪化せず、衰退を免れる
合わせて戦費(債務)で苦しむ国の金を購入していく
《ロンドン・タイムズ》
「我が帝国は領土を失うのではない。信頼できる友邦に委ねたのだ。日本は大陸を求めず、太平洋の秩序を求めた。これは覇権ではなく、安定のための選択である。」
《大阪朝日新聞》
「大陸を避け、海を取る。賢明な選択である。
南洋は天然資源の宝庫にして、交通の要衝。英国が栄え、日本が豊かになれば、太平洋の平和は百年続くであろう。」
血を流した軍部よりも統合社会保障ファンドの方が得た領土が多いという事実にファンドの信頼がより増し、軍部の評価がさらに下がる
《読売新聞》
「統合社会保障ファンドこそ、新しい“国防省”なり。この基金がなければ、英帝国との大取引も、ユダヤ人国家構想も夢で終わっていた。金融の力が、今や戦艦に勝った。」
《陸軍参謀》
「俺たちは泥にまみれて欧州で戦った。だが地図を塗り替えたのは銀行屋か。戦死者の遺族にこの現実をどう伝えればよい。」
加えて英国から多量の技術供与を得て日本は科学、工業とも発展する
《中外商業新報》
「統合社会保障ファンドの利子が、今や技術の輸血を招いた。蓄えた信用が、機関車となり飛行機となり、国の力を動かす。これを“知の配当”と呼ぶべきだろう。」
「英国より多量の技術供与を得、日本は科学・工業ともに発展せり。剣は国を護り、基金は国を養い、技術は国を伸ばす。是れ、文明経済国家の新たなる姿なり。」




