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第1話 統合社会保障制度

とりあえず現代までの道筋を考えてあります

物語というよりもプロットみたいな物です

とても都合主義な点も多々あります

ご了承下さいませ

1879年

全てはこの年に始まった


「一銭を積みて万世を興す」


明治十二年。

日本の財政は近代国家の体裁を整えつつも、持続的成長の基盤を欠いていた

殖産興業は緒についたばかりで、富国強兵の理念だけが先行し、国家財政は日々の運営に追われ疲弊していた


その状況を打破する一手として、渋沢栄一と前島密を中心に


岩崎弥太郎(三菱グループ)

三井高福(三井財閥)

安田善次郎(安田財閥)

益田孝(丸善、貿易界の重鎮)

伊藤博文、大隈重信、井上馨、松方正義(政界の中枢)

榎本武揚、山縣有朋、大山巌、川村純義(軍・官)

福沢諭吉、新島襄、中村正直、西村茂樹(教育・思想界)

田中久重(工学・製造)

岩倉具視、三条実美(国家運営の基点)


そして西郷従道、黒田清隆など薩摩・長州の重鎮等の協力を得て厚生省設立


医療・年金・介護・健康・子育て・インフラを統合した積立型/投資型の社会保障制度を施行


・18歳から60歳が加入(希望あれば15歳〜70歳まで可)

・拠出額は個人が自由に設定  最低義務 月2円(当時)〜上限なし(貨幣価値により変動

2025年には最低義務 月3万円〜上限なし)

・元本は国が保証(国債を発行し補填、それ以外の国債発行は原則なし)

・掛金は全額所得控除

・利息、配当、売却益などの運用益は全額非課税

・一時金を受取るときも各種控除

・全国の郵便局にて対応(後に主要銀行でも対応)


国営の統合社会保障ファンドで運営し、それを

1. 国内企業(重工業・電機・化学・鉄道・海運)

2. 教育(大学・工学校の設置、教授招聘)

3. 技術開発(通信、医療機器、精密工学)

4. 社会インフラ(鉄道網の高速化・通信網整備)

5. 少子化対策(出生奨励金、保育無償化)

6. 有事備蓄としての“国家ゴールド準備”の累積

に投資


「民の蓄えは国の基なり。官はその富を費さず、活かして巡らすべし。福祉は費用にあらず、再び興す資なり。」


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