表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『神ノ技能 魔方陣転写』をもらいました。能力も見た目も人外ですかね  作者: とみっしぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/65

35 洞窟でコウモリ捕獲

崖の上で朝を迎え、早速コウモリ捕獲に向かう。


身体強化3を発動して裸になって、崖から5メートル下に張り出した松の木に向かって、尻をかざした。


「蜘蛛の糸!」


しゅるるる。松の木に巻き付けた。


「人も船もいない。よし」


慎重に崖を降り、松の木に着地。大丈夫だと分かっていても怖いから、ゆっくり松から降りて、尻から出てる蜘蛛の糸でぶら下がった。


岩壁に体の前面で張り付き、尻からの糸をゆっくり伸ばしながらカサカサと下降。


本当は糸を利用して3秒くらいで降りられるんだろうけど、一気に落ちるのは怖い。10分くらいかけて洞窟の入口に到達した。


「ま、崖上から洞窟まで10分でもすごいと思うけどね」


洞窟の入口に立つと、一番奥は見えない。

高さ4メートルくらいで筒状になっている。


入口には何もいない。

ちっと怖いけど、いざとなれば隠れられる。


カプセルホテルに昨日MPを支払ったし、あと15時間分くらいは手続きなしで飛び込める。


ギリギリ見える悪い足場の上を200メートルくらい奥に進むと、天井に何か密集して張り付いている。それに臭い。


「ぎぃぎぃ」


「うわ、あれが全部コウモリか」


ギルド情報では、コウモリとコウモリ型魔物は外見では分からないけどそうだ。


獣の豚と魔獣のオークみたいに明らかに違うやつもいれば、猪みたいに区別がつきにくいのもいる。


コウモリは、外見で分からない方の典型だそうだ。


「けど、見分け方も習ったんだよね。ホタルノピカリ」


ピカーッ。お尻が丸く膨らんでいる。


「ギイギイ」

「ギイギイギイギイ!」


いきなり光を浴びて、逃げ惑うコウモリ軍団の中で、大口を開けて襲ってくるやつがいる。


「本気スライム酸」


魔方陣が構築された口が伸びて、とにかく酸を撒きまくった。


「ギイイ!」

「ギッ」


「落ちてバタバタしてるのもいるけど、30匹くらい捕獲だね、ん?」


ホタルノピカリで照らされたコウモリは、全部が同種ではない感じだ。


「おおっ。これは期待できそうだね」


捕まえたコウモリは32匹で、4匹は巻き添えを食った普通のコウモリだった。


今、ホタルノピカリを消し、カプセルホテルに入って28個のコウモリ魔獣の魔石を持っている。


「いっただきま~す」


乱食いしたから、色んな魔方陣が浮かんだ。で、得たスキルに「魔力ソナー」があり、ガッツポーズ。


念願の探知系スキルが手に入った。


プラス「破壊音波」「吸血」「夜目」と使えそうなスキル。


洞窟中に再び出て、魔力ソナーを発動した。


「おお、見えないのに洞窟の形が目に浮かぶ。反対を向いても、コウモリがいるのが分かる」


「ソナー」ではなく、「魔力ソナー」。入り組んだ石や岩の反対側の形まで、私に伝えてくれる。


洞窟の出口を探知すると、海面近くを魚が泳いでいるのが分かった。


有効範囲は距離にして300メートルか。


「海に出て、何か探そうかな。その前に洞窟の奥がどのくらいあるのか探知」


ソナーを使うと、奥行きはさらに200メートルもあった。


「いるのはコウモリばかり。おおっ、下には自然死したコウモリ魔獣の魔石だ」


けど、今いる場所の足ともの感じからすると、コウモリの糞まみれかな・・


口に入れたくない。


肝腎のソナーが手に入ったから、洞窟を出ることにした。



https://www.alphapolis.co.jp/novel/295429334/43704478




アルファポリスで先行しています

読んでいただきありがとうごさいます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ