表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『神ノ技能 魔方陣転写』をもらいました。能力も見た目も人外ですかね  作者: とみっしぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/65

24 初めてのテンプレ

若い冒険者を助けた。


少し人恋しくなっていた私は、近辺の情報を貰うついでに彼らと交流を持とうと思っていた。

だけど、アマゾネスの女が接近してきた。


スキル「カプセルホテル」で地中に隠れること4時間。心地いいから、うっかり寝てしまったら時間が経ってた。


「もう夜だよ。まあいいや、熊力、ヘラクレスガード」


真っ黒強力装甲なら、魔獣が活性化する夜でも怖くはない。


緊急避難にも使える「カプセルホテル」まで手に入れたから、強気なのだ。


「街道が東西に走ってるから、うまく北に逸れたら海かな」


夜目も利かず、探知もない。けど川があったから流れに沿って歩いている。

やがて北向きの海に出るだろう。


ザザッ。草むらが動いた音がした。


「シャアア!」

「うひゃあああ!」


ドサッ。ガリッガリッ。


何かの魔獣に押し倒されて、首をガジガジされている。


「うはああ。びっくりした。ヘラクレスガードなしだったら、頸動脈一発で死んでたね」


所詮はスキル頼みの私。ネコ科魔獣の襲撃に無反応だった。


ガシッ。


「シャアア?」


熊力のパワーに身体強化を追加して、黒大猫の頭をロック。


「大型の黒猫は捕獲がムズいから、高く売れるって話だよね」


まさか、必勝体勢から逆転されると思っていなかった大猫の首を全力で締め上げた。


「キシャァ・・」


窒息死させてホタルピカリで照らすと、1・5メートルはある立派な黒猫魔獣だった。


ちょうど手持ち金も減っていた。毛皮も無傷で捕らえたし、次のギルドで売って、魔石だけ貰おう。


なんて考えてたら、今度は後ろからネコ科の魔獣にガブリ。


「うひゃっ!」


ヘラクレスガードがあったから返り討ちにできたけど、普通なら2回死んでる計算だ。


もう一回、さらにでかい猫魔獣に首をガブリされて返り討ち。3匹をありがたくガマ袋に入れた。


そっから3時間くらい歩くと次の街らしきとこが近くなった。


朝になって街に入ることにして、カプセルホテルで寝た。


◆◆

朝イチで街に入った。港があるブーヨの街だ。


パピヨンマスクを使って「アマゾネスのアヤメ」に変身した。


冒険者ギルドに入って失敗したと思った。

朝イチのギルドは仕事を受ける冒険者でごったがえ。


屈強な男も多い中で、160センチくらいのパピヨンマスクをした女が、デカイ黒猫3匹を肩に担いでいる。


目立つ。


「受付に査定を頼んで、取りあえず逃げよう」


窓口が3つある受付の左端に並んでみた。


長袖の服は着てるが、熊力プラス身体強化を発動してるから余裕だ。


やっと私の番が回ってきたとこで、後ろから大きな声が響いた。不快な響きだ。


「おいおい、昨日の夜に捕まえた獲物がこんなとこにあったぜ。盗まれたが犯人がこんなとこにいたとはな!」


「?」


何か分かんないから普通に並んでたら、後ろから押された。


「てめえだよ泥棒が!」


後ろに並んだ16歳くらいの男4人が騒いでいる。


どうやら私は絡まれているようだ。


「クズ冒険者による獲物の横取りだ。初体験だ」


前のギルドでは見たことがある光景だ。


だけど、弱すぎる私には無縁だった。ちっと感動だ。


「クズだと!おらっ、何とか言えよ、女!」


いらっとして、つい口走った。熊スキル発動中は獣に心が引っ張られる。




「殺すよ、薄汚れたゴブリンどもが」



https://www.alphapolis.co.jp/novel/295429334/43704478




アルファポリスで先行しています

読んでいただきありがとうごさいます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ