水曜日担当
「今日の昼の放送を始める。水曜日担当の放送部部長 相沢 真琴だ 」
今日は部長の相沢先輩の担当の日。
放送部部長 相沢 真琴三年。自分がルールだと言わんばかりの俺様である。
つんつんヘアに赤色のメッシュが入っている。
ちょいちょい思っているかも知れないけどこの学校意外とある程度髪型とかは自由にしていい校則だ。
まぁより目立つのは放送部だけだが…。
「それじゃあ放送始めるぞ……アンケートで来た曲を流すだぁ?はぁ?つまんねーのしてんなーやめだ」
え、始まってそうそう自由過ぎるだろ。
「あ?多少はカンペに添えって?馬鹿か」
誰かが相沢先輩にカンペを出しているらしい。
「だいたいなーそんな普通の放送ならほかの奴がやるだろ」
いやいや、全員普通じゃないから
「だいたいお前はそんなんだからいつまでも補佐なんだよ」
「いや!俺は表に出たくないだけですから!?」
もう1人出てきた。実はこの放送部各曜日に担当がいるのだが実は謎の六人目がいるらしい。
らしい。と言うのは誰もが六人目を見た事がないからだ。
こんなに目立つ放送部だが六人目だけは姿を出さないのだ。
なので、普段の行事ではいないが放送だけの時は出てくる。
「なにが出たくないだ馬鹿かお前。男は目立ってなんぼだろうが」
「全員があんたみたいに目立ちたいわけじゃないんですよ!」
「ったくせっかくこの俺様が入れてやったのに」
「む り や り な !!人が昼寝してる所に突然やって来て『お前今日から放送部な』って言われた時の俺の気持ち分かりますか!?」
「おー、泣いて喜んでたな」
「恐怖の涙だよ!!」
「細けぇことをネチネチとお前モテねぇだろ」
「ほっとけ!!」
放送そっちのけでただの漫才が始まる。
この二人が揃うとだいたいこんな感じになる。
漫才放送(本人はそんなつもりはない)も人気だが一部の女子から多大なる人気があるなぜなら……。
「おいおい、そんな態度でいいのか?」
「はぁ?何言って…ってどこ触ってんですか!」
「お前が俺様の事大好きなのは分かってんだから」
「いや、なんの話っ!」
「ベットの上での時みたいに素直になってみろよ」
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ありとあらゆるところから悲鳴が上がる。
この二人の卑猥な会話で腐っている女子達が天に召させていくのだ。
「いや、それ俺が寝てた時に部長が勝手に喋りかけて寝惚けて返事したやっ……んんー!!!」
「あ?何だ?二人きりがいい?世話が焼ける子猫ちゃんだぜ」
「んんーん!!(誰が子猫ちゃんだ!)」
「今日の放送はこれで終わりだ」
プツ。
あ、俺の斜め前の女子がノートにガリガリとペンを走らせている。
きっといいネタが思い浮かんだんだろうな。
部長はわざとだけど後輩君はネタにされている事を知らないんだろうなぁ……。知らない方が幸せか。
この日俺様先輩×強気後輩の話が駆け巡った。
放送部の日常