少女の叫び
――大人しくガキは引っ込んでろ!
何? なんで?
――あなたの言う通りにしますから、この子には手を出さないでください!
私やお母さんが、何かひどい事でもした?
それとも、ただ運が悪いだけなの?
この人の心は、こんなにも醜いの?
それとも、人間の心が醜いの?
あ。またお母さんが、疲れたような顔をしている。一番大変なのは、私よりもお母さんだよね。
だけど、もう少しだけ待ってて。
絶対に私がこの現状を変えて見せるから。
そういえば、私は最近毎日のように『――――』に行くよ。
まあ行くって言っても、夜に眠るだけなのだけれど。他の人が寝ている私を見ても、ただ穏やかな寝
顔にしか見えないのかもしれない。
だけど、実際は『そこ』にすごい世界が広がっている。
まあ、最近では『そこ』でもうまくやっていくことが難しくなっているんだけれど。
この頃疲れているなって、自分でも思う。まあ毎日二十四時間どころか、一日に四十八時間くらい気を張って生活しているようなものだしね。
だけど、それでもやらなくちゃ。だって、都合よく助けに来てくれる人なんていないのだから。
そう絶対に。
私は『そこ』で強くならなくちゃいけないし、『そこ』でもうまくやっていかなくちゃならない。
そして、現実でも『あの人』と戦わなくちゃならない。
正直辛い。やめたい。
人生をリセットしたい……なんて。
でも実際、辛いよ。特に最近は、本当に。
私は無力だから。




