第4話 メール
1時間ほど過ごした後、家まで無事送り届けてくれた彼。
ご近所の目を気にしながらも、彼が見えなくなるまで見送った・・・。
しん・・・とした家の中へ入ると、何だか少しホッとした。
別に緊張してたつもりはないのに、無意識のうちにどこか身構えていたのかもしれない・・・。
紅茶を入れて、一息ついて時計を見ると・・・午前3時。
無事、帰ったかしら?と思っていると、ケイタイが鳴った・・・。
「無事、家に着きました^v^/おやすみなさいzzz」
彼からのメールだった。さっきお店でメール交換したんだった・・・。
一応、お礼も兼ねて返信した。
「無事、着いてよかったです^^今日はホントにありがとう!たのしかったよ♪おやすみm--m」
翌日と言っても今日だけど・・・夕方にカズヒロは出勤してきた。
今までそんなに意識しなかったのに、今日は気づくと彼を目で追っていた・・・。
すると、結構、彼は人気者なんだぁ・・・と改めて実感。
常連のお客様たち・・・小さなお子様からお年寄りまで・・・みんながカズヒロを見つけては話しかける。もちろん、同僚たちも・・・。
あの人あたりのよさと、どこかホットさせる笑顔に、みんな癒されるのかなぁ・・・。
そう思うと昨夜のドライブも、ただの親切心からだったのかな・・・?
最近の若い男の子は、優しい!って聞くしなぁ・・・。
少し自分は特別なんだ!と勘違いしていたのが恥ずかしくなった・・・。