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『足りない婿と嫁のプレスマンの折れた芯』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/03/21

 ある家で婿をとった。少し足りないと評判で、当人も自覚があった。本家から、親戚一同速記大会をするから来いというので、夫婦で出かけたが、婿は速記の心得などなく、道々嫁が、私のまねをしていればいい、自分で何も考えなくていいから、と言うので、婿は、そのつもりでいたところ、いざ、親戚一同速記大会が始まると、嫁のプレスマンは、中で芯が折れていたようで、三十秒前、の声がかかったのに、全く書けない状態で、嫁は急いでプレスマンを分解し、消しゴムの後ろに着いている針金で詰まった芯を取り除き、新しい芯を入れて、五秒前、の声がかかったときには完璧に修復が済んでいる、予定だったが、途中でプレスマンを落としてしまい、その拍子に芯もばらまいてしまって、結局、一文字も書けなかった。婿のほうは、見事なまでに嫁の動きをまねして見せ、まるっきりのばかではないのだと、予想外に評価が上がった。



教訓:本当に折れたのは、嫁の心だったかもしれない。

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