#記念日にショートショートをNo.10『もしも僕が生きることができるなら』(If I can live…)
2019年5月1日(水)令和最初の日 公開
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【関連作品】
「If…:僕は君と時をかける」シリーズ
「もしも、未来に進むことができるなら、いつの時代を選びますか」
僕を思いながら、考える。
声は、続く。
「今日2019年5月31日から、2040年に進みますか、2100年に進みますか、それとも2019年11月13日に進みますか」
2040年に進めば、----を----ことができるかもしれない。
2100年に進めば、----を----ことができるかもしれない。
2019年11月13日に進めば、僕をもう一度…。
唾を飲み込む。
「成功する可能性は……?」
「50%です」
その数字を選べば、君は多くの人を見捨てることになる。
それでも、これは君の人生だから。僕が、生きていくことができるのなら。
「…2019年11月13日に、進みます」
たとえ、君が、消えるとしても。
声が囁く。
「被験者Bを2019年11月13日に進め、被験者Aを2019年5月31日に戻します。」
光が、君の身体を包み込む。
もし、この事実を僕が知ったら、何て言うんだろう。
【登場人物】
【バックグラウンドイメージ】
【補足】
【原案誕生時期】
公開時