人を描かなあかんと
だいぶまえに小説書いて、それをうっかり親に読まれたことがありまして
その時に言われたんですが
こんなの書くの十年早いと。
その時は意味が分からんかったんですが、いまなら分かる。
その時のストーリーと、
それ書いてた時の気持ちを考えたらね。
人を描けてなかった
だから十年早いと言われた。まだ学生でした。
で、あれから数十年たって、人を描けてるかと言われたら、まだまだ。上っ面しか描けてないといつも思うてます。
てーかね
お気に入り様の作品見てて思うんですが
人を描くのが上手いんですよ
なんといいますか、深く掘り下げてて、なんて月並みな言葉があてはまらないほど、
その
言葉で言えないほどに上手い。
だから物語が実に生き生きしてる。
弾けるような手ごたえが帰ってくる。
そして思うんですよね
数十年前、私の親が、私の作品を見て
足りないと思うたことがここにあると
小説は、人を描かなきゃイカンってね。どんなジャンルでも。
ストーリーの流れとか、プロットとか、一応下敷きはあるとしても
そこで生きてるキャラクタとしっかり向き合ってるか向き合っていないかで
物語の厚みは決まるんかなぁと思うてます。
私がいま、一番苦手とするところです( ̄∇ ̄;)
人を描けるようにならなあかん。マジで今そう思うてます。だって小説はそれに尽きると思うから。
どんなアクションシーンも恋愛シーンもそれが前提だと思うからさ。
ちょっと前に似たような話しましたが、
その時はまだ分かってなかったような気が。
どんな面白さも、人を描けてこそ。ってね。
で、同時に、
人を描けるようになったら、多分、書いてることが凄い楽しくなるんじゃないかなって思う私です




