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人食い国 壱  作者: 癒月結愛
1/1

人を食らうは欲望の末

 「お願い…!僕の国を助けて…!」

ある少年に、泣きながら言われた。私の服を掴む手は痩せ細り、弱々しい。それに加え、彼には左腕がなかった。私は、彼の姿を見て只事ではないのではないかと思った。

「…助けてというのは、どういうことだ。」

そう聞くと、彼は更に泣き、呼吸も荒くなった。

「急がなくて良い。…ゆっくり落ち着いて 

 話してくれ。」

そう言うと、少年はゆっくり呼吸をして、険しい表情で話してくれた。

「僕が住んでいた…隣、の村で…、偉い人が

 賢い人を………賢い、人を…!」

「食べ、始め、たんだ…。」

彼は、それだけ言うと、ひどく泣いてしまい

話すのが困難になった。

 私は、とても彼の言うことが信じられなかった。人権侵害であり、法を犯すような事を、偉人がするなど、ありえないとしか言いようがない。しかし、事実ではない事で、幼い少年が泣くなど、無理であろう。これを事実とするならば、社会の明るみに出れば、間違いなく大問題となる話。何故そのようなことが出来る。何故明るみに出ない。少年に話を聞かなければいけない。少年の方に目を移すと、泣き止んで、少しなら話が出来そうだった。

「先程の話について、もう少し詳しく…話せ

 るか…。」

それを聞いた瞬間、少年はとても驚いていた。

「…え。……信じて…くれる…の?」

「…わからない。自分自身、信じているのか

 いないのか、わからない。…だから、君に

 話を聞くんだ。」

「いいか?」

「………うん。」

少年は、真剣な顔で話し始めた。震えた声だった。

「偉い、人…が。賢い人、を…た、食べた…

 あ、と。偉、い人、は…言った、んだ。賢

 い、人…を食べれば…賢、くなる。こと、

 が、出来…るって。……そし、たら、他…

 の、村…や、村、人、も。他の人を、食べ

 る…よう、に、なった…んだ。そこ、から

 は、もっと、強、くなった…り。賢、くな

 ったり、する……ために、人、が人…を、

 襲…う、ように…なって!…。」

そう言うと彼は、泣きそうな顔で、過呼吸になりながら、叫んだ。言った。

「お願いです…!僕、の国を…助けて、下さ

 い………!。」

ここまで読んだ貴方に問題です。

人食いの歴史は、日本にあったでしょうか

正解は…………………………………………

いつかどこかで書きます。

「いつか」なので調べた方が早いです。

その日を楽しみに、この作品を読んでくれましたら、作者は大変喜びます。

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