麗しき汚物
ある日は、犬になった私が無邪気を装い、あなたの体を舐めまわしました。
ある日は、あなたが出たお風呂の残り湯に浮かぶ、垢を全て食べました。
ある日は、あなたの陰毛をふりかけのようにご飯に乗せ、食べました。
ある日は、私の唾をあなたがこれから飲むお味噌汁にこっそりと入れました。
ある日は、あなたの小便を一滴残さず飲みました。
そんな妄想をしながら毎日、夜にオナニーをしています。
でも最近、自分の体を弄るだけでは満足しなくなってきました。
あら、勘違いしないでくださいね。
無理矢理彼をレイプして糞を引きずり出して食べるとか、そんな事はしません。そんな野蛮なことは、しません。
だって私と彼は愛し合っているんです。
何故そんな事が言えるのか?簡単です。
彼が吐く息を私が吸い、私が吸う息を彼が吸っているから。
やだ笑わないで本当よ、
もう分かると思うけど、私と彼は繋がっているでしょう?だから私と彼は一つなの。だから彼も私と同じことを思っているわ。
でもね、彼はとってもシャイなの。私に中々言い出してこない。
それでもいいわ私。あなたが勇気を出して私に言い出すまで、健気に待ってるわ。
ああでもやっぱりちょっと物足りない。
物足りないから、代わりを使ってシュミレーションを楽しみます。代わりはどうしようかしら。
そうだ、蛙だ。蛙にしましょう。
夜になりました。準備した蛙にキスをしました。
キスをして、それから机の上に仰向けに寝かせました。
麻酔はもう打ってあるので、早速切開をします。
腹部に 、縦に真っ赤な線を引きます。ああ生命の色だわ。
首元と両足の付け根部分にも線を引きます。
中身が見えると、まず開かれたそこに私の顔をうずめました。
(顔をうずめたと言っても、そこは小さく人間である私の顔では大き過ぎたので、実際は口しか付けられませんでした)
溢れ出る血を飲みます。私は初めて血を飲んだのですが、なんと表せばいいのか分からない思いでした。ただ一つ確実なのは、興奮しました。興奮していました。もっと血が欲しい。
しかし残念なことに血は終わってしまうものなので、次は内蔵です。胆のうと肝臓を手に取ってみます。まだ残る温もりを感じながら口の中へ入れました。さすがに美味しいとは思えませんでしたが、大好きなあなたのものだと思うと、涙が出る程美味しいと思わざるを得なかったのです。
そして更には心臓。ゆっくりと口の中へ入れます。
飴玉のように、口内で転がします。これがもし、あなたのものであれば!! そう思った瞬間、私は尿を大量に漏らしてしまいました。
信じられないほどの快感を得た私は、最後には爪楊枝で目玉を抉り出すなどして、遊んでいました。落ちた目玉が、小さい頃に夢中で集めた、可愛くて綺麗なビーズのようだと思いました。
もう、昨夜は本当に驚いたわ。あんなに気持ちが良いなんて。
早くあなたと愛し合いたい。そろそろかしら?
私は今日も、あなたが勇気を出して言い出すのを待っています。
私は今日も、あなたが勇気を出して言い出すのを待っています。