うわさのあいつも・・・
死崎レイは悪魔の銃を持っているのは自分だけと思っていた・・が。
うわさのあいつも悪魔の銃を持っていた。て言うがうわさのあいつって誰だ!!
希望有高校。死崎レイが通っている高校だ。その名の通り死崎レイ以外、全員が希望にあふれている。特にサッカー部にはイケメンがたくさんいるのだという。そのイケメン達の中でも一人だけ、死崎レイのクラスメイトだった。名は神埼竜司。そいつは「うわさのあいつ」と呼ばれている。詳しくは知らないが。
「おい死崎、放課後空いてるか?」
返事がない。睡魔にとり付かれるつかれてるようだ。
「死崎!うわさのオレが聞いてるんだぜ、答えんかい!」
「うるさいなぁ。寝る人起こすのKYだぞ。」
死崎レイは起き上がった。
「放課後、この高校のすぐ近くの寺に来い、話がある。」
そういってそいつは去って行った。
「あいつ誰だ?」
その言葉にクラスが固まる。
「しらねーのかよ!!あの人は神埼竜司。サッカー部。DFで、うわさのあいつと呼ばれるやつだよ!!」
クラスメイトの男の人があわてた口調で言う。
「しらねー。んで、なんでうわさのあいつなんだ?」
「それは俺らが知ってるぜ。」
教室の入り口に3人組が立っていた。
「おれたちは神埼さんを神とあがめている。神龍組だ!」
「分かったから、早く教えろよ。」
神龍組は「ついてきな」といってどこかにいってしまった。死崎は一応ついて行ったが。
なぜか屋上にいる。
「神埼さんがなぜ、うわさのあいつと、言われるようになったのは2日前のことだ・・」
~~~~~~~~~~~~回想~~~~~~~~~~~~
サッカー部の準決勝。後半、ラスト3分、両者ともに同点。プレイヤーは全員疲れ果てていた、はずだった。突然銃音が聞こえて神埼竜司は試合開始と同じようになっていた。そして素早いでドリブルで相手チーム6人抜きそのままゴール。希望有高校の勝ち。その場にいた人は神埼竜司がなんかしたに違いないと思った。ドーピング?その試合の後、神埼竜司はドーピング検査したが異常なしだったそうだ。
回想終了
「というわけだ。それ以来うわさのあいつと呼ばれるようになった。」
「分かった。ありがとう。」
死崎はそういって屋上をあとにした。
「よう!相棒!」
死崎の目の前には堕天使のクロがいた。
「どうした?銃は盗まれてないぞ。」
「分かってる。神埼は悪魔の銃を持っている。それを奪って来い。」
「なぜだ。」
「知らねーのか、悪魔の銃は、悪魔界の世界では千円もするんだぜ。」
「分かった。五百円は俺の分だからな。」
放課後の、希望有高校の、前の、寺に神埼竜司と死崎レイがいた。
「死崎!お前悪魔の銃持っているだろ!そいつを渡せ!」
「やだね。では、銃撃戦で勝った方がもらうというのはどうかな?」
「乗った!」
二人は銃を構えた。そして・・・・次回に続く。
次回、勝つのは!