53話.初めての来客、俺とフェイの関係?
最近寝落ちして予約投稿後のチェックが出来ない事が多いため、来週の平日の投稿時間を朝の五時にしてみます。土曜日はこれまで通り深夜の1時のままの予定です。ご理解を頂けると幸いです。
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53話.初めての来客、俺とフェイの関係?
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「へー、やっぱりアタシの実家に近いんだな。ガキの頃はコッチにはあまり来てなかったけど」
「中学まで一緒だったと言ってたもんね。家の中は適度に暗くて居心地良い。あと空気もなんだか落ち着く」
「周りに自然が多いってのもあるんだろうねー。畑があったり、竹林や林があったりで。盗聴のリスクも低そうな場所かなー」
女三人寄れば姦しいとは言うが、俺の家に入った途端に一花、白百合、フェイの三人はキョロキョロと辺りを眺めながら口々に感想を話していた。お邪魔しますぐらい言いなさいよ!もう!
「あ、お邪魔しまーす」
「無理言ってごめんね」
「おじゃましましー」
顔に出てたかな!?良いんだけどね!ごゆるりとお過ごしよ!!
さて、もはや常連となった喫茶店から車でしばらく走らせ。畑や田んぼと言った田舎の風景が見えて来ると、俺の住んでる家に辿り着く。
俺の運転するボックスにはフェイを乗せ、その後ろを一花が所有してると言う四駆のデカいのがついて来ると言う、なんとも不思議な一行が到着したのは三時前。
今日のお昼は喫茶店と言えばのメニューの一つ、ナポリタンを食べた。ケチャップとバターの風味が心地良い、昔ながらのナポリタンって感じ。それでも少しだけクオリティが高く感じたのは、素材が良かったからだろうか?
なんとなく俺が常用しているのと同じケチャップの味がした。同じメーカーのを使ってるのかも?センスが良いね!
一花と白百合は既に食べていたからと少し待って貰い、フェイはクラブサンドイッチをもぐもぐしていた。美味しそうだったのでお互いに少しシェアして食べたけど、サンドイッチも美味しかったな。良い店だね。
とまあ、そんな感じでお昼を過ごしてから、みんなで車に乗って俺の家にやって来たわけだが……。大事な話し合いの場をこんな場所で大丈夫なんかな?オラしんぺぇだぞ!
「フェイさ、本当に俺の家なんかで大丈夫なのか?」
「念のために機材で調べさせてもらうけど、問題無いと思うよー。自然が多くて家同士の距離が離れてる場所は、電波を受信出来るのも限られるし。なんならあとでジャミング装置の『ジャーミン』を持ってくるよ」
ジャーミンってそんな谷に住む妖精みたいな!こっち向いて?
「そんな機材貰ったら悪いよ。ただでさえイヤーカフとか貰ってるんだし」
「気にしないで良いよー。……これでちはるんの家でも内緒のお話出来るでしょ?」
後半は耳元でこちょこちょと話すフェイ。内緒の話とはスキルのことだろうに、なんで意味深に言うかね?くすぐったいから!
「イヤーカフ?そう言やぁなんか見覚えあると思ったんだ。それ、潤目さんも同じの着けてるよな?」
「あ、本当。同じアクセを着ける仲……。一花、ライバルだよ」
「な!……何言ってんだよ。知春とはそう言うんじゃ……」
あっちはあっちでこちょこちょとイチャついてるな。家でも百合の花を愛でられるとは。ありがたやー。
「ちはるん、その顔は止めなって……」
「癖になってるんだ」
「言わせねーよ!?いいから治しなさい!」
「ほら、やっぱり仲良い……」
「ちょっと、気になるな。……そう言やぁ知春と潤目さんは、その……いつ知り合ったんだ?」
あれ、言ってなかったけ?と思っていると、フェイは突然「よくぞ聞いてくれました!」とオーバーリアクションであの日の出会いを語り始めた。初めての戦闘で今思うと反省する点もあったなー……。
「へぇ、知春が命の恩人か。やるじゃん」
「知春凄い。フェイを助けてくれてありがとう。無事で良かった」
「だよねー。第一層だからって油断してた部分もあったのかもー?」
「よくある事だよな。実際石投げるだけで倒せるレベルのしか出ないからな。仕方ねーと思うよ」
そうなんだよな。油断さえしなけりゃ、な……。また痛くもない肚をナデナデしちゃう俺氏。今日は反省ばかりだ。良い機会だと思って改めるとしよう。
反省は一人でするとして、今は三人の検討会に参加させて貰おう!知らない事を色々聞けそうでワックワクすっぞ!
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◆菅田 知春
◆シンタイキヨウカ
・新躰強化 Lv.9
・身体器用 Lv.7
・進退強化 Lv.6
・待機妖化 Lv.5
・大気妖化 Lv.2
・息 Lv.5
・気 Lv.5
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◆津賀 一花
◆ラビットラピッド Lv.22
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◆陽乃下 白百合
◆ディープフォレスト Lv.27
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◆潤目 フェイ
◆知性 Lv.11 投擲 Lv.3 観察 Lv.9




