92/112
はだしのゲン 第1部
いつかは読まなきゃと思ってました。
中沢啓治先生の文庫版全7巻のうち、3巻途中までが第1部です。
広島に落とされた原子爆弾と戦争の悲劇を、自伝的な物語りで訴えます。
「読んでおかなければならない名作」でありながら、怖いもの見たさで読み始めてしまいました。
爆弾が落ちた直後の描写は思ったより短くて、描かれるのはその後の苦しみのほうが多かったです。ただ、投下直後のシーンは、何度も回想で登場することになります。
これを読んだあとだと、新聞の戦争のニュースを見るたびに、言いようのない気持ちになりました。
恐ろしいことだとわかりつつも、どこか他人事として聞いているという乖離に、「ゲン」で読んだなまなましさが加わって、適切な受けとめかたがわからなくなったみたいですね。
いや、ほんと。
これ読むと、戦争は「やめてくれ」って、想いになりますよ。
覚悟をもって読んでるからいいですけど、知らずに読んだらショッキングでしょうね。




