火◾️僕の友達
しばらくして、男の子は竜輝に向けた手を下げた
【鷹】
「・・・・・・・・」
男の子は苦しそうに顔を歪め、少し息が上がっているように感じた
・・・たしか回復魔法はかなりの魔力を使うはず
辛そうに見えるのはそのせいかも知れない
【鷹】
「・・・さっさとそいつを連れて消えろ」
そう言って男の子は立ち上がり軍基地に向かって歩き始めた
【火焔】
「あ!待って!ありがとう!」
そんな男の子の背中に向かってお礼を言った
【鷹】
「・・・・・・・・」
が、その言葉に男の子は不愉快そうな顔で振り返り
【鷹】
「・・・なんで
・・・お前がお礼を言うんだよ?」
睨みつけるように小さく言葉を発し
【鷹】
「なんでお前がお礼を言うんだよ!?」
怒りをぶつけるように怒鳴りつけられた
【火焔】
「えっ?・・・なんでって」
【鷹】
「なんでお前に
お礼を言われなきゃいけないんだよ!?」
戸惑いの言葉を返した僕に更に怒鳴り返してきた
【火焔】
「・・・だって・・・竜輝は僕の友達で
・・・友達を君が助けてくれたから」
この子が何故怒っているのか分からず思ったままを告げた
【鷹】
「っ・・・・・・・・」
そんな僕の言葉に男の子は更に顔を歪めた
【鷹】
「・・・・・・馬鹿じゃねーの?
・・・俺がそいつを助ける訳ないだろ?」
が、少し笑いながら言葉を発し
【鷹】
「・・・生かしてやってるだけだよ
・・・まだ、死なれたら困るから」
【鷹】
「・・・そいつを殺すのは・・・俺だから」
自信を感じるような笑顔ではっきりと断言した
【鷹】
「・・・俺が必ず・・・そいつを殺す」
そんな男の子の姿に息を呑むような威圧感を感じ
その言葉に嘘や迷いを感じ無かった
・・・でも




