火◾️天地さんの地図
◾️◾️火焔視点◾️◾️
真っ暗な森の中を竜輝と二人で走り続ける
【竜輝】
「・・・火焔」
少し後ろから付いてきている竜輝が声をかけてきた
【火焔】
「なーに?」
後ろを振り返る事なく声だけで返事をした
【竜輝】
「・・・本当に道は合ってる?」
そんな僕に不審さを出した声で尋ねてきた
【火焔】
「合ってるよ~!信用ないなぁー・・・」
そんな竜輝に不満を込めた言葉で返した
【竜輝】
「・・・ちょっと、見せて」
が、全く信用してないのか更に疑いの言葉を向けられた
【火焔】
「仕方ないな~・・・」
足を止め、竜輝に地図を渡した
【竜輝】
「・・・・・・・・・・」
竜輝は地図を受けと真剣な表情で見ている
【竜輝】
「・・・火焔」
が、急に不安そうな表情に代わり
【竜輝】
「・・・これが読めるの?」
引いたようにも聞こえる声で地図を僕に差し戻した
そこには天地さんの手書きであろう地図が描かれている
大きな山に向かって矢印がしてあり
その矢印の先に四角が描いてあり
その四角の中にも矢印だけが描いてあると言うシンプルな地図
【火焔】
「読めるよ?」
【竜輝】
「・・・どうして?」
・・・どうしてって言われても
【火焔】
「だって~この大きな山があれでしょ?」
地図に描かれている山を示し遠目に見える山を指さしながら説明した
【火焔】
「だから
あの山を目指して行けばつくんだよ~」
【竜輝】
「・・・でも、向こうの山の方が大きい」
そう言って僕が示した山より大きい山を指さした
【火焔】
「いや~あれは違うね!絶対こっちの山だよ!」
が、胸を張って否定した
【竜輝】
「・・・どうして、そう思うの?」
【火焔】
「だって~描いてあるのは
どう見てもあの山じゃん!」
【竜輝】
「・・・僕には違いが分からない」
【火焔】
「いや!微妙に違うよ!微妙に丸みがある!」
ため息混じりな竜輝に自信満々に返した
【竜輝】
「・・・分かった・・・火焔に任せる」
【火焔】
「大丈夫!大丈夫!絶対合ってるから~!」
不安そうな竜輝に言葉をかけ再び山を目指して走り出した




